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夢から学んだ、自分の人生を生きるということ

体調が悪い日というのは、変な夢を見がちだ。

リアルで現実味のある夢 。

私が保育園の頃に高熱が出た時は、決まってみる夢があった。

壁も床も天井も白い一本道で、ライオンに追いかけられる夢。

さらに、私は「 人 」ではなく、「 ネズミ 」の姿をしている。

そして、ひたすらに追いかけられる。

一向に終わりはない。
捕まりそうなのに、全く捕まらない。
何度も、大きい足で潰されそうになる。
ただひたすらに、全速力で逃げ続ける。

踏み潰される!死んでしまう!と思った途端に、目が覚め、冷や汗と涙が止まらなくなってる。

小さい頃は高熱が出るといつもこの夢を見た。

そして、久々に体調を崩した今日、私はあの頃とは違う、リアルに近い現実的な夢を見た。

その夢に起こされ、思い止まらないので今からそれを綴ろうと思う。

人は、人に無関心なのか

さっき見た夢は、苦しむ自分を誰も助けてくれなくて見て見ぬふりをされる夢だった。

息ができないくらいに苦しくて、倒れ込んでいるのに人は、邪魔者だ!と言わんばかりの目で見てくる。

肩身は狭く、ここから逃げたい、でも苦しくて動けない、息ができない … という状態で目が覚めた。

そして1番初めに思い出したのは、あの日のこと。

人身事故で終電が1時間遅れとなった、深夜0:30。



大混雑の駅構内は人混みで溢れかえっていた。

人が多すぎるので奥の方まで進んでいくと、そこで見た光景は、うずくまりながら倒れ、もどしてしまったおばあさんの姿だった。

床をギュッと手で握りしめ、息も苦しそうにしていた。

でも そこにいた大勢の人は、まだかまだかと電車をただ待っている。
イヤホンやヘッドフォンを付け、携帯片手ににらめっこ。
おばあさんのことを横目で睨むように見つめては携帯に戻ってを繰り返していた。

深夜、きっとみんな疲れてる。
だから仕方ないことかもしれないけど、悲しかった。

そしておばあさんは、苦しみながらも周囲の人へこう言った。

「 ごめんなさいね 」

少し笑いながら。
頑張って上を向いて …


気づけば私は、人混みをかき分けて走ってた。

駅員さんに伝えなきゃ。
駅員さんがこの人混みの中、何をしてくれるかなんて分からない。
駅員さんも深夜で疲れてるから、何もしてくれないかもしれない。
でも、私は今、私一人じゃ何も出来ない!と、その時感じしまったから。

ただ誰かに助けを求めたくて端から端まで走った。

駅員さんは車椅子を持ち、

「 車椅子通ります!道を開けてください!」

と大声で叫んだ。

周囲の人は驚いて、叫ぶ駅員さんを 見る。

そのおばあちゃんのもとへ着き、車椅子で運ばれる時、そのおばあちゃんはまた、少し笑いながらこう言った。

「 ごめんなさいね 」

胸が苦しかった。
なぜこのおばあさんが謝らないといけないのか、1番辛い想いをしているのに。

おばあさんが車椅子で運ばれたあと
人は何も無かったかのように携帯に戻り、そして イヤホンをつける。

人は人に無関心なんだ。
自分のことにしか興味がなくて
他人のことはどうでもいいんだ。

初めて そんなことを思った 。

「 人 」って一概にまとめてはいけないけれど、これまで私は 「 人 」を想う仲間と出会ってきた。


夢を持っている人

誰かの幸せが自分の幸せだと感じる人

この世界が少しでも良くなれば!と努力する人 …

私は勝手に、人は人を想いながら生きてるんだ!
みんながみんなを想い合う社会って素敵だな!

なんて 思ってた。  

この世界って優しい人しかいないんだろうな、それが全てなんだろうな、と感じていたのかもしれない。

もし、あなたが同じ状況になったなら

ここからは、あなたがこのおばあちゃんの立場にたったら!と、考えてもらいたい。

大混雑の駅構内。
時間は日付をまたぎ、疲れている人や、イライラしてる人が電車を「 まだか まだか 」と待っている。

そんな人混みの中で、あなたは息もできないくらいに苦しみながらうずくまる。

助けも呼べない。

そんな時、あなたは周囲の人にどうされたい?

私だったら、助けて欲しい。

自分じゃどうにも出来ないから。
動けないから。声を出せないか。

もどしてしまった私を見て、そんな目で見ないで欲しい。

ここから逃げたい
だれか、助けて。 だれか …

って きっと涙が出てくると思う。

あなたはどうだろうか?


こうして、もし あなたがその人の立場だったら を考えて欲しい。

私は健康だからさすがにこうはならない!

なんて、考えるのではなく、「 もしもの話 」

いつ、誰が同じことになるかなんて分からない。

あの日、横目でお婆さんを見て、携帯をいじってるあなたが倒れることだってあるかもしれない。

人生何が起こるかわからないから、せめて 人が人を想い合うことであなたがいるという事実だけは、忘れないで欲しい。

あなたは誰かからの想いと愛で出来ている。

だから、あなたも人を想うこと、忘れないで。

人は1人では生きていけない

結論何が言いたかったのかって、さっきお伝えしたことそのままだ。

人は 誰かの想いで生きている。

自分は一人で生きていける なんて言う人がいるけど、私はそうは思わない。

だって、あなたが使ってるスマホは誰かが人を想って作ったもの。
だからあなたは電話ができるし、メッセージも送れるし、写真が撮れる。
そして、私のこのnoteを偶然見つけてくださって、今みてくれている。

それは、既に誰かからの想い( 愛 )に 触れてはいないだろうか?

食べ物を食べるというのも

お風呂に入るというのも

トイレに行くのも、寝るのだって …

全ては誰かがいるから出来ていることばかりだ。

誰かが働いてくれて、誰かの想いがあって私たちは生活出来ている。

目には見えないけれど、あなたが使ってるものには全て誰かの想いが込められている。

そう言う面で、人は1人では生きていけないと私は思う。

少し話は戻るが、だからこそあなたも誰かを想う気持ちを、忘れずにいて欲しいと何度もしつこいくらいに伝えている。

うざがられるかもしれないけど、それでいい。
だってこれが私の本音だから。

周囲の人の目を気にして、目の前で苦しんでる人を放っておくなんてできない。

それなら私は、100人の人に変な目で見られようと、1人の人を助けたい。

「 みんな こうしてるから 」

とそこに目を向けるのではなく

「 今自分がすべきことはなんだ 」

とそこを考えていきたい。

これは、人が困ってる時もそう。
そして、自分の人生を生きる上でも同じではないだろうか。

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