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還暦の先にあるものが穏やかでないってどうなのよ

アラカン夫が還暦を迎える。

アラウンドなる中途半端でぼんやり丸い雰囲気の修飾語などなくても、立派な60歳となる。

おめでとう。
いつもありがとう。

とはいえ、夫が60歳になったところで、我が家の生活はなにも変わらない。

あえて、変わる/変わったことといえば、

  • 国民年金の払込終了:2年前納なので、一昨年の5月くらいに終了

  • ideco加入終了:自営業者の加入資格は60歳未満

くらいである。

払い終えたところで、「はい、おつかれさん」とすぐに戻ってくるわけではないとはいえ、小さな安堵感はある。まぁ、払い続けてきたのは私ではないのだけれども。

引きこもり系在宅自営業者である夫は、基本ほとんど家にいる。定年退職のような、わかりやすい節目などは、今後もない。

そして、引きこもり系在宅自営業者と言いたいだけのほぼ専業主婦の私も、もちろんほとんど家にいる。

寝起き、食事、運動、外出もほぼ一緒。
仕事をしている時も同じ部屋にいるので、24時間365日の95%くらいは、物理的に手が届く距離にいることになる。

盛りすぎた。
24時間365日の95%くらいは、半径5m以内にいる。

飽きもせず、懲りもせずの、仲良し夫婦の平穏な暮らしが続いていることには、感謝しかない。

地味ではあるが、平穏は最強である。

この安全安心安泰安寧な日々が、長く続くことを心から願っている。

「健康のためなら死んでもいい」ではないが、健康であるための多少の手間は惜しまずにいたい。

など、思っているのだけれども、2025年問題(今年です)や2040年問題など言われる、とっくにわかりきっている社会問題を前に、今後現役世代からの過剰な攻撃を受けないことを願うばかりである。

払えと言われたものは払ってきた世代であるのに、「高齢者」と一括りにされ、医療にしても、社会福祉にしても、労働力としても、総攻撃を受ける未来しか想像できないのが残念である。

***

そういえば、「ねんきん定期便」には、到着時より数ヶ月前までの払込の合計額や、年金受取予定額が記載されている。

夫は、個人事業主である期間の国民年金と、会社勤めをしていた四半世紀程度分の厚生年金を払い込んでいる。

厚生年金は、夫個人もだが、事業主も当然に負担している。しかも、同額。

ただし、厚生年金は個人負担分のみ記載。事業主分は「省略」。

省略ってなんだよ、、と思うところはあるが、これまでに夫と事業主が払い込んだ総額は、計算はしないことに、決めている。

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