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ステルス値上げとゴミとSGDs、並べてみたら闇だった

9月、10月と、食品の値上げが続きます。
原材料、包装、流通、水光熱、人件費すべてが高騰しているのですから仕方がないとはいえ、大きな稼ぎのないほぼ専業主婦としてはなかなかに辛いものがあります。

日本では、値上げをすると商品が売れなくなることから、シュリンクフレーションが続いてきました。
ステルス値上げとも呼ばれる、容量やサイズをこっそり縮小するアレです。15個入りだったのが13個入りになったり、サイズが一回り小さくなったり。

最近は、シュリンクにも限界が来たのか、販売価格を上げるメーカーも増えてきました。

販売価格変更の公表には法的義務はありませんが、大手メーカーの場合は、消費者への配慮という仮面を被り、マーケティング戦略の1つとして公表しているように思います。

メーカー側もバカではありませんから、「値上げ感」がでないように理由をつけます。

  • 価格据え置きでリニューアル

  • 食べ切り/飲みきり/一口サイズ

  • 使い切りサイズ

  • ヘルシーサイズ

  • みな様の声にお応えして

など、頼んでもいないのに(頼んだ人いるの?)、サービス精神は旺盛です。

内容量が減っているため、消費者が購入する回数や、購入する個数が増えたりします。ほとんどの商品は、プラスチック包装されている時代ですから、買うたびにプラごみが増える。
モノによっては、陳列のために余計なトレーまで入っている。
お惣菜は、内容量は減っても、年々トレーや蓋も立派になってプラ嵩激増。

庶民は、そんな”もれなくついてくる”プラごみを捨てるために、別途ゴミ袋を購入までしなければならない。

企業は「SGDsへの取り組み」とか「環境エコ活動」とか言って、「私たちは地球環境を守るため〜」とやたらキレイな文章とエゲツナイ写真を自社サイトにあげ、一方で内容量はシュリンクしたのにプラスチックのゴミを爆増させ、資源や環境へ負荷をかけます。

まだ、そのまま値上げの方がプラスチック的にはかわいいくらい。

これでは、いくらレジ袋を有料化し、環境負荷の高いエコバッグを使っても、プラスチックのゴミは減らん。

など、ぷりぷりしながらSDGsのレポートを見ていたら腰を抜かしそうになりました。


出典:国際連合広報センター SDGs報告2024

世界漁業資源の持続可能性は激しく後退中って、レジ袋有料化はどうなった!?小泉進次郎さん、コレご存じですか?

それよりも、SDGs達成に向け前進加速させるためには毎年5,000億ドルの刺激策が不可欠らしい。
「達成」ではなく「達成に向け加速前進」させるために、毎年5000億ドル。別な闇に気がついてしまった気がしてなりません。

出典:国際連合広報センター SDGs報告2024

もう少し詳しい2023年の「特別版」はこちら↓


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