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オフ前夜はミルクティーを飲んで

※今回はパソコンで作ってるので改行が歪かもです

平日に取った休みの前日。
夜道を牛乳の入った袋を片手に歩いてた。

休みのワクワクが、
いつもの紅茶をミルクティーにしなさいと命令する。

と言うわけで牛乳を買いに行った。
急ぐ必要がないなら車に乗る必要もない。

片道20分をゆっくり歩く。

目の前の真っ黒な空に、
今日の仕事終わりに見た、久しぶりの5時の夕焼けを思い出していた。

自分でも気づかなかったけど
永遠に雪を降らせる灰色の雲にはうんざりしてたみたい。

空の端っこの小さいオレンジ色は、
びっくりするくらい心が癒された。

仕事がはじまってから繰り返しの日々、
体も頭も仕事中は毎日問題なく動くけれど、
どこかに疲れはあったみたい。
白い息に混じって疲れがスッと抜けてった。

家に帰って鍋で茶葉を温っためた。
沸騰前に牛乳を混ぜて蒸らす。

待つ。

ただ流れる時間がなんだか幸せだった。
給料の低い職種の1年目。
暖房代がかさむせいで、キッチンを使うときはコンロの熱だけが暖房。
暗い部屋に一人。
でも、紅茶の香りで心が安らぐ。

幸せだった。

1人暮らしの単調な日々で
小さい幸せを生み出すのは
めんどくさいし、案外エネルギーがいる。
でも、
生きていくには小さい幸せが絶対必要。

そもそも継続する幸せなんてない
幸せって本来小さくて、一瞬のもの。
大きくて長く続く幸せなんてないんだよ。多分。

だから、紅茶、コーヒー、散歩、推し
小さい幸せをかき集めていく。

それはきっと、
一人でも
家族やパートナーがいても
きっと同じ事。

これからも
小さい幸せを探し続ける。
そして、
散歩道の何気ない景色からも
幸せだなって感じられる心を持っていたい。

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