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ほんよんだよ「人魚の夏」
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「人魚の夏」嘉成晴香さん作/まめふくさん絵/あかね書房刊/978-4-251-04480-8
夏の青色、夕方のオレンジ色、暑い季節に訪れるスッとした気持ちの良い風。夏の景色が、空気が1冊にぎゅうっと詰まっていて、このなんともいえない懐かしさに包まれる感じはなんだろう。知らないはずなのに、知っているような、感じになる、体験してなかったとしても記憶のどこかにある泣きたくなるようなあたたかいなつかしい空気。
友だちのことを思って行動できること。それを、困るのではなくて(困ることもあるよね、目立ちたくないです…!とかね)それを嬉しく、楽しく思えること。
ムムッ。としたことは真っ直ぐに言うこと言えること、それを真っ直ぐ聞くこと、聞けること。
そして、わだかまりがなくなって、まあるくなれること。
いい子たちだなあ…
夏の空気と合って、すごく、すごくもう、なんだろ、シュワシュワする。サイダーに溶けたくなる。
今の季節も、なのだけれど、
今の自分の心情的にも、
今、読めてよかったです。
迷子になりかけてたところを
こっちだよ、ってしてもらった感じです。
https://www.akaneshobo.co.jp/search/info.php?isbn=9784251044808