えいがみたよ2024-40_47
エクス・マキナ/海の上のピアニスト/グラン・ブルー/6才のボクが、大人になるまで。/心の指紋/月とキャベツ/フルートベール駅で/川っぺりムコリッタ
●エクス・マキナ
作った人天才だけど変態め。
純愛なのかしら…
どっちどっち…?と見てたけど
上手だな…
だよね!そうだよね!そうなるよね!
という納得感もあるし、もしかして…という気持ちもあったし、映像も美しいし、良かったな〜。
人間ならではの知恵でどんでん返しはありそうだけど、AIはそれもあっという間に克服しそうだし、どんな未来になるのかな。あたたかであってほしい。
●海の上のピアニスト
"ラッパ吹き"の人が昔ばなしをしながらすすむ展開、良かったな。
いやあ、君、話上手だね!とそんなノリで本当のことだと思ってくれないのが、ああ…!となるけど、そう思っちゃうくらい、おとぎ話のような出来事だもんね。
ましてや、もうボロボロの船に?まだ?いるだって?だなんて、そんな無茶な…ともなるよね。
降りよう。と決心をして、降りずに戻るシーンも、
ナインティーハンドレットのように、全人生をかけるものでもないけれど、一度は決心したけど実行できなかったことを思い出してしまったりした。
友だちだ、という人がいて、良かったな。
でも、やっぱりさみしいな
グラン・ブルー
もうずいぶん前になるけど、ジャック・マイヨールさんが話題になったとき(本もあった)に映画を観たときは、「暗い海にもぐっている」ということしか脳裏に焼き付かなかったのだけれど、結構、いろいろあるね…
今回観たのはディレクターズ・カット版だから結構増えているらしく、一体、どこを増やしたんだろか。
私の忘れてる部分ばかり昔のはなかったよ!だといいんだけど。(そんなわけはない)
ライバル視していたのはエンゾだけかな…と思ってしまうし、エンゾもそうだろうな、と思っていたかな、と思うほど、ジャックは断突にトップだったし、すごく、孤独だったな。
最初、おお…こわいひと…?と思ってしまったけれど、気の良いアニキ分で、ああ、良いやつでほっとした。
あの水深記録の大会のことは、頻度とかよくわからなかったけど、エンゾのあっという間さを見ると、危険すぎるチャレンジ…
あの本なんだったかな…と検索したらあった。
今見たらまたなにか思うかな。後日(忘れなかったら)ここに付け足します)
6才のボクが、大人になるまで。
長い…ッ。と感じてしまったけれど、6歳から12年間だもの、長いよね!少しずつ大きくなっていってる子。お母さんはさすが俳優さんだね、どんどんきれいになっていってる…。
12年間、再会し続けるって、もう、これも家族だよね。途中、子役の子がグレなくて良かったな。(現実でも映画内でも)
最初の旦那さんは、ちょっと早すぎたんだね、でも、子どもとコミュニケーションをちゃんと取る、良いお父さんだった。
再婚相手がやばかったり(義父2)、えっ?どういうこと?(義父3)だったりお母さんの男の見極め能力よ…と思ったら心理学の先生なの、お母さん!?ってなるな。
義父3のあの言葉は本心なの…?
最後までいた…?いなくなった…?いたような…?
とか、
義父1のあちらの子たちがその後出てこなかったと思うのだけれど大丈夫なのだろうかと、気になって仕方がないとか、なんかそんなところがひっかかってあんまり頭に入ってこなかったごめん…!
心の指紋
先生、明らかに巻き込まれ事件なのに、なぜ警察に疑われているの…?奥さんそりゃ怒るわ。
そして、最初のイメージから1番変わったのは奥さんでした。勇敢だった。かっこよかった。旦那さんのことちゃんと想ってた。よかったなあ。
巻き込まれ先生から、こうなったらとことん付き合ってたどり着かせてやるよ!!モードになってからのふたりはとても良かったな。
そしてお前ウソついてたんか。の時の激怒も良かったよ。言い出せない気持ちもね、あるよね…
戻ってから、きっと先生はもっといい先生になっただろうな。
月とキャベツ
この時代特有の、ちょっと噛み合わないふんわりヒロインちゃんに戸惑いつつも、この世ならざるものだったら、ゆるせる。と思ったら、なるほど。いけた。
悲しいけど、設定はよかった。
趣のあるお家も良かったな。キャベツ農家は1から…?じゃないよね、よく育ってすごいな〜。まるっと1個。おいしそうだな〜。イモムシ、いないのかなー…!…!!?(ぶるり)
ハナビ氏のとこに来てくれたカメラマンさんもみんないい人だったな。大丈夫かな、と業界内で思ってくれる人、待っていてくれる人がいるって、ありがたくて、心強いことだ。
そして、カメラマンさん、すべてわかったうえで、接するのって相当すごい…ヒバナちゃんがそれだけ邪気がなかったってことかな。
フルートベール駅で
前科がなかったら、変わってた未来だろうか。
あのとき、名前を呼ばれなかったら…?(名前を呼んでしまった人はその後気持ちは大丈夫だったろうか)
いや、でもなんで、悪くないのにオイッてされたの??悪い方が逃げちゃったじゃんかなんなの。
でも、この事件は、前科があろうがなかろうが、性別人種関係なく誰にでも起こり得ることだよね、
いつどこでなにに巻き込まれるかなんて…むぐぐ…
くやしいなあ。
警察はなんで発砲したのかな(あっ、画像、字、間違えてる)動転して、だったら、銃を持たせたら危険だし、いろいろ、問題がある。
罪が軽いのも、なんで。ってなる。
問題があることが広まって、講義もあって、こうして映画にもなって、おかしいことをおかしいと言える世界(国)は良いことだけど、
そもそも前科つくことになったのも社会の問題でもあるんだよね、そうしていかなければ生き残れない地域もあるのでしょう…?
なんだかぐるぐるする。くやしい。真っ当に生きよう、とした人がミスで命を落とすなんて。かなしいしくやしくてたまらない
川っぺりムコリッタ
荻上監督さんの映画はとっても好きだけれど、今回のは登場人物たちのクセが強かった〜。
そして、自分の気持がまるっと変わるのも、おもしろかったな。
いやいやいや、いきなりお風呂かして。はつらい。誰ってなる。ご飯を食べてたらやってくるし、炊飯器からてんこもりもっていく。まて。つらい。
と思ったら、主人公くんはちょっと笑ってる。
その顔を見たら、なんだか、フッと、気持ちがほどけて、不思議な気持ちになった。
ようやく売れた墓石ですき焼き食べようとしてるときも、やめてあげて!と思ったけど、どんどんみんな集まって、結局みんなで食べることになって、また気持ちが和らぐ不思議。
じんわりじんわりと広がる、もう。まあ、いいか。みたいな気持ちが見終わったあとも続いていて。
もう、まあ、いいか。というそういう人でありたいな、と思いもしつつ。
ひとりぼっちがひとりぼっちじゃなくなる、っていいな、とか、いやあのひとなんだろ。こわいな。といざ話してみると、こわくなくなる不思議さ。
いただきます、の丁寧さとあたたかさもよかったな。
そして、今回も、ごはん、おいしそう!
このときが、一瞬ではなく、ずっと、続いてほしいと願ってしまうな。じんわり。