ほんよんだよ「2番めにすき」
「2番めにすき」/吉野万理子さん著/高橋和枝さん絵/くもん出版/978-4-7743-3321-2
フォロワーさんのご紹介から気になって!
2番めにすき、のタイトル、
自分が思ったことなのか、はたまた言われた言葉なのか。読むと、そっかそっか。うんうん。うんうん。となる。いいタイトルだなあ。
この気持ちは、小学生くらいを思い出させるから、その頃もんやりした案件なんだろうな、と思う。
そんなの、どうでもいいわ、って思える子なら良かったけど、誰も気にしてないのに自分が気にして自爆するタイプだったから…
あのこの1番に選ばれたら嬉しい気持ちも、選ばれなくてそのときのなんとも言えない残念なようなほっとしたような気持ちも。結果、なれたら窮屈すぎて勘弁してください…となるのだろうけれど、学校生活でそれをするのはなかなかの勇気…。それでも、すんなりできる子もいるし、考えて考えて言うことも、言えないこともいろいろ。いろいろ。
まあまあ、そこから大きくなって、神経も太くなり、どうでもいいや、とも思うし、めんどくさっ。とも思って、その場をササッと逃げたりしたりもありつつ、似たりよったりの友だちにも恵まれて、ありがたいなあ…と思う日々です。へへ…
…脱線しました。
そんなことを思いながら、 ナッチの揺れ動く気持ちや答えを出していく様子が、うんうん。うんうん。となって。ひとつずつ、考えて、えらいな。おともだちたちも、いいな。
そしてそして、"怖い!"とおもったものは実はやさしかったり。(この展開はとても、おおっ。となりました。やさしい〜〜〜!!)
環境によって違うことの発見とか、気持ちのこととか、大事なことがぎゅっと詰まったお話しだったなあ。
全ページに散りばめられた高橋和枝さんの絵が、かわっいい!