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えいがみたよ2023-28_31


●君と歩く世界
躊躇してしまいそうなことを何てことなくやってのける姿は、その人にとっての"当たり前"だから、
例えば"やさしい"と言われたら、"なにが?"となるのだろうな。
純粋といえば純粋というか、何も考えていないというか、いや、でも、主人公(アリ)は考えてたけど、少しずれているというか…
えっ…?ということも言うし行動もしてしまうことが結構あって、この人をどう観たらいいんだ…?となりながら。
ステファニーはまさかこういうたくましさに行くとは…かっこいい…あのあらくれ世界をしきっちゃってるわよ…
なくしてから気づくこと、なくす寸前で気づけたこと。息子くんとの関係がなんだかんだで常にはらはらしたけど、良い感じになってよかったな…

●プラット・フォーム
一体何の施設だったんだろ…。
ヒトへの可能性実験?
ほんの少しの思いやりが一人ずつあれば…と思うけれど実際それは夢物語なんだろうな…
かなしい。
そして何よりも、食べ物に乗るんじゃあないよ!ってなります。下に降りるなら、ちゃんとよけて!
下に降りてきたらがっつくのはしょうがないけど、乗るな!!ってなります。

●ウルフ・オブ・ウォールストリート
冒頭に出てきたっきりの、この仕事のノウハウを教えてくれた先輩の存在が強烈で忘れられない。
それにしてもなんでこんやにめちゃくちゃなのにもっと早く捕まらないの…?薬物乱用最悪すぎるし異様なテンション3時間ぶっ通しでげっそりするけど、ディカプリオさんを筆頭に演じた皆さんすごいな…

●エル・ノルテ
グアテマラが舞台になってる作品は初めて観たなあ。
今も続く移民問題のこと。密告する者される者。自由な国へ辿り着いても、自由どころか認めてももらえないつらさ。
兄妹、しあわせになって…しあわせになって…
そんな悪くない仕事に就けてよかった…とか、一喜一憂しながら(つらい系の)世界名作劇場を観ているようでした…
観終わったあとは、しばらくしゅーん、としてしまっていた。

●レヴェナント
ディカプリオはほんと良いおじさまになられて…。と思ったのがまさか7年前とは…(映画館で観ました)
7年経つと内容はうる覚えになってしまっていたけれど、クマがすごかったのと、ラストの戦いが肉弾戦、みたいな記憶は合ってた…
クマに襲われよくぞ生きてここまで…(ちょい前に観た大いなる勇者のおじいちゃんのすごさよ…あんなの相手にどんな闘いを…)
生命力もすごいし、サバイバル力、生魚に生肉も食べるよ!馬の内臓脂肪重たそうだし中に…中にも入っちゃう!においすごそう…!
アリカラ族の恐怖に(弓の一撃の重さ!)、しかし元々は侵略者だし、それらが娘さらっていったのが大元凶なんだけど!も!
もごもごと、始終イタタタタタと、ヒエエエなので、眉間のシワが深くなります。
自然は厳しいけど対等。そして、美しいです。

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