
広告や販促関係のデザインを全てプロ並みに作成できるツール『Canva』がすごい!
初めての店舗開業は学びがいっぱいだった
会社員時代に新規事業として飲食業に参入し、東京・原宿にカフェをオープンしました。
出店エリアの検討から、コンセプトやメニュー案などの企画、銀行融資、物件取得、飲食店営業許可の申請、スタッフ採用、内装工事の見積もり、店内設備導入など、全てにおいて調べながら手探りで少しづつ進めて行きました。
チームメンバーは他にも数人いましたが、それぞれ自分が請け負う担当業務で忙しく、みんなで助け合ってプロジェクトを成功させる!というような感じではありませんでしたね。
私の担当業務は、「お店を営業できる状態にまですること」であり、それをほぼ一人で担当していたため、業務が完了するまでは結構大変な日々を過ごしていた気がします。
特に大変だったのは、設備業者や内装工事業者との連絡やり取り、メニュー表やチラシ、POPなどの販促物作成、POSレジの導入などです。
業者との連絡は、わざわざ電話で話す必要のないことや、上司に聞かないと分からないことなどが多かったので、非常に煩わしかったです。
本当に忙しい時期は、自分の代わりに応対してくれる人(部下や秘書など)を付けるべきだと学びました。
POSレジの導入も初めは失敗しましたね。
どこのメーカーかは伏せますが、モニターやルーターなどの機材が大きく客席から丸見えで、配線が多くて見栄えが悪く、POS導入するのに専門の技術者が現場に来ないと対応できないような複雑なPOSシステムは本当にダメダメでした。
豊富な機能と安定性が売りのPOSだったようですが、見た目と使い勝手の悪さを理由に、このPOSは2年も使わず、スマレジPOSに切り替えました。
お店の業態や規模によって、ベストなPOSシステムは異なりますので、POS導入時はしっかり吟味しましょう。
デザイナーさんに毎回依頼するのが面倒
お店を経営されている方で、宣伝用のチラシやPOP、メニュー表の作成だったり、SNS投稿用の画像作成などを、プロのデザイナーに依頼されている方は多いと思います。
制作物の内容にもよりますが、依頼したとしても、せいぜい1,000円か、高くても5,000円くらいが相場だと思います。
私も最初の店舗立ち上げ時は、ホームページ、公式SNS、Google広告、メニュー表などの画像は全て社内のデザイン担当に任せていました。
正直な話、宣伝用画像やチラシなど販促物のデザインをいちいち依頼するのがとても面倒だったのを覚えています。
メニュー表は使う材料や作り方に変更があれば、写真を撮り直してメニュー表の写真と差し替え、新商品が出るたびにデザイナーにあらゆる画像やチラシの制作を依頼していました。
そして細かな修正や、自分自身が腑に落ちない箇所があると、デザイナーと議論して販促物を作り上げます。
過去に私と一緒に仕事をしてきたデザイナーさん達はみんなとても優しくて良かったのですが、プロのデザイナーの中には我が強くてデザイン修正を依頼しても対応してくれない方もいるようです。
「販促物は自分で作れるようになりたいな〜」とずっと思ってました。
そこでついに発見したツールが、誰でも簡単にプロ並みの販促物やSNS投稿用画像などが作れる『Canva』に出会ったのです。
Canvaは素人でもプロ並みのデザインを作れる
実際にCanvaにアクセスし、ご自身で色々試していただければすぐに分かると思いますが、とても使いやすいツールです。
私は過去にAdobeのイラストレーターやフォトショップ、動画編集用のPremiere Proも使用したことがありますが、はっきり言って、Canvaは比べものにならないくらいシンプルな操作性だと思います。
誰でも簡単にプロ並みのデザインが作れる理由の一つは、カテゴリ分けされている数多くのテンプレートの存在です。
数多くのテンプレートから気に入ったものを選択し、マウスのドラッグ&ドロップでかなり簡単にデザインを作成することができ、PDFや画像(JEPG、PDF等)でダウンロードできます。
また、スマホで撮影した動画をインポートし、動画と画像を組み合わせたデザインも作成できますので、デジタルサイネージ看板などに使用できるデータも作成できます。
もちろん、Canvaの素材として動画もあるので、そちらを利用しても良いでしょう。
リンクを貼っておきますので、まずはアクセスして色々試してみましょう!
商用利用可能だが、禁止事項も
いくらシンプルで良いデザインを簡単に作成できても、それらをチラシやPOPなど商用利用ができないと全く意味がありません。
Canvaで作成したデザインは商用利用できるかどうかについてですが、もちろん「商用利用可能」です。
有料無料等プランに関係なく、Canvaで作成したデザインは商用利用が可能で、クレジット表記も必要ありません。
無料プランで利用できるテンプレートや素材は、そのまま無料で商用利用が可能ですが、有料プランじゃないと使用できないテンプレートや素材もあります。
まずはCanvaを無料プランで使ってみて、「これはいいな!」と思ったなら有料プランを検討してみましょう。
次に禁止事項です。
Canvaは商用利用可能ですが、以下の事項は禁止されています。
Canvaの素材(写真・音楽・動画など)を無加工の状態で、販売、再配布、クレジットの取得を行う
Canvaで作成したデザインをつかって商標登録をする
Canvaの素材をストックフォトサービスなどのサイトで販売する
読んでの通り、これらの禁止事項は当然のことだと思います。
ちなみに、Canvaの素材をそのままダウンロードすることはシステムの仕様上もできないようになっています。
画像素材や動画素材を使っても、ご自身のスマホで撮影した画像を重ねたり、テキストを入れたりしないと、そもそもデザインデータが取得できないようになっているのです。
この辺りについてもしっかり確認しておきましょう。
念の為、以下にCanva公式サイトの商用利用についての解説ページを載せておきます。こちらも合わせてご確認ください。
https://www.canva.com/ja_jp/learn/commercial-use/#commercial-use