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どんなに小さなお店でもPOSを活用すべき! 毎日蓄積されるデータは利益を生む


POS導入はものすごく簡単

断言しますが、どんなに小さいお店でもPOSは絶対に導入すべきです。

例外として、1日や1週間だけ営業するテンポラリーショップや、1日に1組や2組しか来店しないようなお店(個人店の高級飲食店など)はなくてもいいかと思います。

不定休や週1日休みなど、ほぼ毎日営業するようなお店であれば、毎日蓄積される顧客データはかなり貴重です。

このデータを活用すれば、毎日の売上高、客層、客単価、商品別の販売実績などはもちろん、その他売上高の向上や減少原因の調査、何が売れていて、何が売れていないのかもすぐに確認できます。

また、POSは活用すればするほど業務の効率化も実現できます。

詳しくは後ほど紹介しますが、その前に店舗経営者として気になるのは、POS導入の難易度でしょう。

パソコン操作が不慣れで、ITやWEBの知識に明るくない方にとっては、イメージ的に難しそうだと思うかもしれません。

はっきり言いいますが、

POSの導入は超簡単です。

以下のようなPOS活用だけなら、ITに苦手意識がある人でも簡単に導入できるはずです。

  1. お客さんが来店する

  2. 商品を購入する(またはメニューを注文する)

  3. お会計の時に、POSに打ち込む

上記3のお会計時に、POSシステムに購入された(または注文を受けたメニュー)商品を打ちます。

お客さんが購入される商品を全てPOSに打ったら、お買い上げの合計金額が表示されます。

その後は普段通り、お金をもらって、お釣りを渡して、お会計は完了です。

スマホを持っていて、LINEやX(旧Twitter)、Googleマップ、ネット検索などを普通に使いこなせているのであれば、POSの操作は誰でも簡単にできるはずです。

次に気になるのは、POS導入には何が必要なのか。

それは、タブレット1台のみです。

Apple社のiPadだけで十分です。

ちなみに、iPhoneだけでもPOS導入は可能ですが、画面が小さいのでタブレットがお勧めです。

POSサービスを提供しているスマレジやSTORESにアカウント登録し、タブレットにアプリをインストールすれば、すぐに使えるようになります。

おそらくPOSがないお店の場合、お会計時は紙に書いた注文伝票を電卓で計算し、合計金額を紙に書いてお客さんに見せてお会計をすると思います。

その場合、お会計にだいたい1〜2分かかりますが、POSを使えば1分もかからないはずです。

プリンターもあれば、領収書の発行も一瞬で可能になりますので、業務効率化がまずここで実現します。

POSとは
『Point of Sale(販売時点情報管理)』の略。
飲食店での会計時や小売店で商品が販売された時点の情報を管理するもの。
キャッシュドロワーやレシートプリンターなども含めて「POS」と認識している人も多いですが、それらはPOSの付属備品であり、これらがなくてもPOS活用は可能です。

POSの一番のメリットはマーケティング分析

一般的なPOSのイメージは、以下のようなセットを思いつくでしょう。

モニターがあって、その下に現金が入っているレジがあり、横にプリンターがある。

しかし小さなお店であれば、レジ(キャッシュドロワー)やプリンターはなくてもいいです。

もちろんこれらもあった方がより便利になりますが、今回はPOSが店舗経営においてなぜ重要なのかだけお伝えします。

POS活用において最も重要な情報は、毎日更新される顧客データです

POSレジの一般的なメリットといえば、「お会計が楽になる」とか「現金管理が効率的になる」というようなイメージかと思います。

私が思うに、それらは当たり前の機能であって、POSの質を求めるべきはデータ処理にあります。

ちなみに、ここでいう顧客データはお客さんの名前や生年月日、住所などではありません。

必要なのは、

お客さんの年代、性別、関係性(一般客か知り合いか)などの客層データ、

お客さんが購入した商品と、その個数などの販売データ、

お客さんが何時に来店したのか、初めて来店したのか、

今日は何組のお客さんが来店したか、昨日と比較して来客数は増えたか、など

一人や二人だけのデータでは意味がありません。

1日に約10組の来店があるお店なら、1ヶ月間で約300組、1年間で3,600組になりますが、企業の財産とも言える重要なものが、その集められた顧客データなのです。

「先週の売上高より、今週の売上高が低い。なぜだろう?」

「今月の来店客数が、先月の来店客数より少ない。なぜだろう?」

「去年一番売れたのは商品Aだったが、今年は商品Bだ。なぜだろう?」

これらのデータをはじき出すためには、POSが欠かせません。

はっきり言いいますが、このデータ活用ができるお店とできないお店とでは、業績にかなり差が生まれます。

多くのお客さんに喜んでもらえるサービスを考えたり、売れる商品を作るには、来店されるお客さんの傾向を知らなければなりません。

例えば、あなたがカフェを経営するオーナーで、直近1年間の来店客を調べたところ、60%以上が20代女性であることが判明した場合、この情報が今後のメニュー開発やイベント企画に活かせるはずです。

もしこの情報を知らないでいると、「もっと売上を増やすためにビールやウィスキーなどアルコールメニューを増やそう!」と、今の客層にマッチしない戦略に走ってしまうのです。

※ちなみに、お酒好きな20代女性が集まるエリアなら良いと思います。

それらの情報をリアルタイムで掴み取るには、日々蓄積されるPOSデータから調べることができるのです。

手書きの伝票を全て電卓やExcelなどで集計するのはかなり大変ですし、データの精度も低くなりがちです。

毎日の営業でPOSに打ち込んでいれば、これらのデータを活用して色んな分析が可能になります。

ちなみに、紙の伝票でも不可能ではありませんが、かなり効率が悪く、集計に時間がかかり、データの精度も低くなります。

どんなPOSを使うべきか

お店の規模や業態にも寄りますが、個人的にはスマレジがお勧めです。

私は過去に、スマレジ、STORES、まいどPOS、エアレジの導入をしたことがあります。

カウンター5席しかないBARから、2階建て店舗の総席数40席の飲食店まで、これまで数十店舗の立ち上げをしてきましたが、今は全てスマレジを導入しています。

クレジットカード決済・電子マネー決済では、STORES決済がお勧めですが、これはスマレジPOSと連携できますので、決済方法を増やしたいなら、こちらも便利でしょう。

多店舗展開を目指すならスマレジPOS

スマレジPOSは、スマートフォンやタブレットを利用したPOSシステムです。

小売店や飲食店などで利用され、売上の管理、在庫管理、顧客管理などが行える便利なツールです。

インターネット接続を利用してクラウド上でデータを管理するため、場所を選ばずに利用できるのが特徴です。

また、使いやすいインターフェースや低コストで導入できる点も、多くの事業者に支持されている理由の一つです。

特徴1:簡単操作で業務効率化を即実現

POS導入の際、複雑な設定はほぼありません。

直感的な操作で、誰でも簡単に使い始めることができます。

日々の売上入力、在庫確認、顧客情報の管理などがスムーズに行え、業務効率が大幅にアップします。

特徴2:リアルタイムでのデータ管理

クラウド上でデータを管理しているため、リアルタイムで売上や在庫の状況を把握できます。

外出先からもスマートフォンでデータを確認できるため、いつでも最新の情報に基づいた迅速な意思決定が可能です。

ノートパソコンがあればどこでもいつでも全店舗の状況を確認することができるため、個人的にはこれがかなり役立ってます。

特徴3:低コストで導入可能

高価な専用機器を購入する必要はありません。iPadが1台あればすぐにPOS導入可能です。

既初期費用の削減と、ランニングコストの低減が実現します。

特徴4:拡張性とカスタマイズ性

ビジネスの成長に合わせて、必要な機能を追加することができます。さまざまな業種や店舗サイズに合わせたカスタマイズが可能で、将来の拡大にも柔軟に対応できます。

初めての独立開業、小規模店ならSTORESレジ

STORESレジは、日本国内で人気のあるスマートフォンやタブレットを利用したPOSアプリの一つです。

スマレジPOSと同様、小売店や飲食店などさまざまなビジネスで利用されており、売上管理、在庫管理、顧客管理などの基本機能を提供しています。

このアプリの主な特徴は、利用しやすいインターフェースと、柔軟なカスタマイズオプションです。

また、クレジットカード決済や電子マネー決済など、様々な決済方法に対応している点も魅力の一つです。

クラウドベースであるため、こちらもスマレジPOSと同じようにどこからでもリアルタイムでデータにアクセスすることが可能です。

STORESレジは、独立して初めて飲食店を経営するという方や、多店舗展開を視野に入れていない小規模なビジネスに適していると思います。

個人的にはスマレジPOSよりもSTORESレジの方が導入は簡単だと思いますが、席数やメニュー数、商品数が多いお店や2店舗以上展開している中規模店ならば、スマレジPOSの方がお勧めです。

今の時代、どんな小さなお店でもPOS導入はものすごくハードルが低いです。

手書き伝票は早々にやめて、これからの店舗運営のためにもPOS活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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