小寒次候 水泉動 しみずあたたかをふくむ
季節の暦がまたひとつ進みます。
第六十八候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」という美しい季節の名前にちなみ、
今回はこの時期にしか手に入れられない、
不思議な力を持ったお水の話です。
2024年1月6日から小寒といい、1年で最も寒さが厳しい季節を迎え、私たちは今その季節を過ごしています。
「小寒」に入ることを、寒の入りといい大寒を経て、寒の明けとなり待ちに待った
「立春」がやってきます。
「寒九の水」という言葉を知っていますか?
特に寒の入りから9日目に汲んだ水を
「寒九の水」といって1年で最も澄んだ水として珍重されています。
時期に汲んだ水はとても澄んでいて、
お酒や味噌、醤油などに特別な味わいをもたらすといいます。
「寒仕込み」という言葉を、聞いたことはないでしょうか?
自然湧水、ご神水、ご霊水などに、
親しんでみてくださいね。
ご神水、ご霊水と呼ばれる不思議な水が日本各地にありますがいずれにしても水の神様の恩恵は強力です。
小寒次候
第六十八候
水泉動
しみずあたたかをふくむ
地中で凍っていた泉が動き出す
2024年1月11日~1月15日
● 旬のメッセージ
(植物)
春菊(しゅんぎく)
柊(ひいらぎ)
(魚)
氷下魚(こまい)
(行事など)
寒九の水:寒の入りから9日目に汲んだみず。1年でもっとも澄んで腐らない。
鏡開き:年神様に備えた餅を割っていただく。
(開運メッセージ)
柊(ひいらぎ)は常緑の葉とトゲがあることから、古くから魔除けとして親しまれよく庭に植えられる。
(花言葉は、用心深さ・先見の明)
春菊(しゅんぎく)鍋やおひたしによい。
(花言葉は、豊富)
季節を楽しみましょう!