2024年度J1クラブ通信簿 第3節 EAST編(札幌〜湘南)
凡例
まず一番に真ん中にある六角形のレーダーチャートを見てください。
黒い枠がそのクラブの昨シーズンの成績(※昇格組は昨シーズンのJ1リーグ平均)。
色付きの枠が今シーズンの成績です。
つまり、色付きのチャートが大きければ大きいほどそのクラブは上手くいっているということになります。
右側下にある「走力比較表」は、その節の走行距離とスプリント数について、
昨シーズンのJ1リーグの平均の数字(走行距離113.65km スプリント数123回)と比較したものを載せています。言うまでもなくプラスの数字が大きいほどよく走っているということになります。
その他については画像にある説明をご確認ください。
EAST編 (全9クラブ札幌から湘南まで)
今節のピックアップクラブ 川崎フロンターレ
序盤から苦しんでいる印象の川崎フロンターレですが、気になるのは右サイドの人選です。
今シーズンの川崎は左右のサイドバックのレギュラーが抜けてしまい、左は三浦颯太が穴を埋めましたが、右が定まらない印象があります。
そもそも川崎は昨年から右サイドのやり方を変えていて、それは走力の数字などを見ても明らかになっています。
上の表は家長と山根(2024年の赤枠は佐々木旭)1試合辺りの走行距離とスプリント数をシーズンごとに並べたものです。
2022年までの家長はサイドに張るというよりも縦横自在に動きまわり、代わりにサイドの幅を取るのはタイミングよく駆け上がってくる山根の役割でした。
それが昨年は山根がいわゆる偽サイドバック的に中に入ってビルドアップを助け、家長はサイドに留まってボールが来るのを待ってからチャンスメイクをする役割に変化していきます。二人とも上下移動のスプリントが明らかに減っていて静かな右サイドとなりました。
そしてこの改変は、残念ながら結果としてあまりうまく行きませんでした。
今シーズンはどうするのか、
鬼木監督は京都戦ではサイドバックを佐々木から橘田に変えるなど、まだ迷いが見える印象です。
川崎の復権はこの右サイドにかかっているかもしれません。誰がレギュラーを勝ち取るのか、どういう立ち位置を取るのか、いずれも注目ポイントです。
WEST編に続きます。
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※記事内データ引用元サイト紹介
FootballLABさん
Sofascoreさん
https://www.sofascore.com/tournament/football/japan/j1-league/196
Jリーグ公式サイト(STATS項目より)
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