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”私たちには救える命がある”『株式会社T-ICU CEO 中西智之,COO小倉大』

”私たちには救える命がある”

現在、医師をしながら日本唯一の世界のICU専門医による、現場の医師支援を実現する、T-ICUを展開する中西CEOからの訴えです。D2P(患者への直接的な遠隔医療)は厚労省から改善がなされていますが、D2D(現場医師への専門医師からの支援)については、まだ課題が残されています。

コロナによる医療崩壊阻止の切り札の一つとして、日本全国の現場で闘う医療従事者へ、世界のICU専門医からの24時間365日のサポートを受けられる、日本唯一のこのソリューションを、日本医師会、各大学病院、各地自治体などへ何とか届けられませんでしょうか?

2020年5月15日現在、日本においては、コロナ の猛威の納まりの兆しが見えてきていますが、だからこそ、今のうちに第二波、第三波を向かい打てる、そんな備えが必要と考えています。皆様からのご協力をいただけましたら幸いです。

まずは、ソリューションの説明をさせていただきます。以下に概要を箇条書きいたしました。詳細は、ビデオをご覧いただけましたら幸いです。

1、T-ICUは遠隔から専門医が、現場医療者を支援するソリューション


1、日本のICU(集中治療室)の課題
 - 日本の病院では70%の確率でICU専門医にかかれない
 - ICU専門医は全体医師の0.5%しかいないため
 - さらに東京、大阪の大都市にICU専門医は集中
 - 東京の中でも大学病院に集中している
 - 米国は、遠隔ICUにより、一人の専門医で200名近くの患者のアドバイスを現場医師へ提供
 - 米国は、20年前より開始、20%の病床が遠隔ICU、結果26%死亡率低下

2、T-ICUの解決策
 - 遠隔でバイタルモニター、検査結果を見ながら、ICU専門医が現場の医師の治療相談をする
 - 24時間、365日アドバイス
 - 人件費は通常の1/7程度でカバーできる
 - 神戸より始まり、19病院と連携中(2020/5/17現在)
 - 厚生労働省より年間5億円予算、医療費抑制目的で遠隔ICU取り組むと発表等追い風がある
 - 現時点では日本では本ソリューションのみ
 - 将来的にはDoctor as a Service(DaasS)を目指す
 - 企業や、バングラデシュ、ネパール、カンボジアなど海外とも連携
 - 市場は、救急、在宅、災害へ展開し、海外も展開すると4兆円市場
 - 現在、専門医30名、医学部教授6名

3、コロナ時代への医療崩壊阻止ソリューションとして
 - コロナ対策の医療スタッフ増やすのは難しい現状
 - 専門医の効率を上げるのに貢献できる
 - 地域の中核病院は、コロナ感染患者を沢山看ておりキャパが一杯
 - 他の病院が重症患者を受付けなければならなくなる。そこを遠隔で専門医がサポートできる
 - 全国の自治体と話を始めている
 - 私たちには救える命がある

4、具体的な導入イメージ
 - 病院にはノートパソコンと付属機器一台置くだけ
 - あとは、使い方のレクチャーを受けていただきます

5、展開の課題
 - 現場の診療レベルが上がっても、契約病院(ICU専門医がいないため、T-ICUと契約してサポートを受ける病院)の売上が上がらない
 - D2P(Doctor to Patient:遠隔で医者から患者直接の診療)は進展
  厚労省より、初めての診療からオンライン診療は解禁
  さらに、オンライン診療報酬の引き上げとの改善
 - D2D(Doctor to Doctor:遠隔で専門医から現場医への支援)は課題が多い
  厚労省より、4/10に専門医から現場医へITへサポートありの事務連絡発出
  しかしながら、診療報酬については、以前厳しい状況

6、紹介して頂きたいターゲット
 ①200〜300床程度のICU専門医が「いない」、救急車を受け付けてる中規模急性期病院の方

 ②僻地の病院(中規模〜大規模)で医師不足かつICU専門医のいない病院の方

 ③上記病院をご紹介頂ける全国自治体の方

株式会社T-ICUホームページ
https://www.t-icu.co.jp/about-us

2、期せずして、医者のプロと起業のプロがタッグを組み起業へ

医師として活動していた中西CEOは、実は起業するつもりはなかったそうです。

必要性に迫られて、やらざるを得ない状況から何の準備もなく飛び込む羽目になったら、そこに数々の起業請負人をしてきた小倉COOとの運命の出会いがあリました。

起業するつもりのなかった起業家と、必殺起業請負人のスーパーNo2との奇跡のコラボが、どのように生まれ、そして彼らはこれからの日本のイノベータにどんなメッセージを伝えたいのかを、語っていただきました。

今まさに、世界を席巻するコロナによる医療崩壊を救う一つの解となりうる本ソリューションを牽引する二人が、どのような思いでこのサービスを立ち上げ、展開しているのか。

このソリューションを広めていただくためにも、彼らのビジョンとパッションを是非とも感じていただけましたら幸いです。以下に要点を抜き出しましたので、詳細はビデオをご覧ください。

1、起業のきっかけは仕方なく。そこに出会いがあった。
 - 中西CEO
 ・医者としてICU専門医が足りない課題感
 ・米国で遠隔ICUがあることを知った
    ・起業するつもりはなかった
  ・医療行為ではないため、医者ではできなく、仕方なく株式会社作った
 - 小倉COO
    ・大学教授を目指していた
  ・企業の社長の何となくあれやりたい、の形を整える役を多数やってきた
 - 弁護士からたまたま紹介され、期せずして、互いに補えるパートナーになれた

2、とにかく医療の現場の課題感をもっと知っていただきたい
 - コロナで期待感が高まっており、今がお役に立てる時
 - ICU医が足りてない、医療格差がある事をもっと知ってもらいたい
 - そしてそれを遠隔ICUが解決できる事を知ってもらいたい

3、信念があれば、様々な人々が協力してくれる
 - 中西CEO
    ・起業は、準備がなくても始められる
 ・信念を持っていれば、いろんな協力者がでてきてくれる
 - 小倉COO
    ・スタートアップには、社長ではなくともMAX ナンバー2として、携わることもできる
 ・そもそも、何かやりたいことがない人は、No1キャラじゃない
    ・スタートアップ界隈に、もっとNo2キャラがいた方がいい

4、支援会社アクシスも応援中

 - 南形CEO
   ・大企業の言い出しっぺ、当事者を増やしていきたい
 - 木場さん
 ・気付いてしまったものの責任として、是非とも応援したい

3、今後も、現場を見えないプロが、遠隔からサポートするソリューションは進化を遂げる

今回のソリューションは、医療現場に特化していますが、今後、人手不足が深刻になり、さらにベテランが退職していく世の中においては、遠隔から専門の人がサポートするソリューションは、様々な分野への応用が考えられるソリューション形態かと思いました。

さらに、Withコロナになることで、三密を避けるニューノーマルな生活様式になった場合、手取り足取り近くにいるベテランに教えてもらう方法ではなく、逆に世界中のスペシャリストから遠隔指導を受けながら作業を進められるというこのスタイルが、これまでの価値を超える価値を創出するかもしれません。

既に、VR /ARを活用したこのようなスタイルのソリューションも随分世界中では見られるようになっていましたので、これにさらにAIやロボティクスなどのテクノロジー進化が加わることによって、更なる付加価値の高いサービスが生まれることになると思います

しかしながら、大事なことは、進化するテクノロジーをどう使うかではなく、今目の前にあるペインを解消するために、最も現場に有効なその時点での選択肢を選別し、すぐに解決へ結びつけるスピードなのだと、今回のT-ICUさんを伺って、ひしひしと感じました。

4、信念があれば、様々な人々が協力してくれる

最後に、今回は、私が学んだことを二つ、書きたく思います。

中西CEOに、世界のイノベータへのメッセージを伺った時のセリフが”信念があれば、様々な人々が協力してくれる”ということでした。

自らが信じる道を、なんの準備もなく、飛び込みざるを得ないことになり、飛び込んだ結果、様々な人々が支援をしてくれるようになってしまった。

私が感じたのは、何か熱狂というか、熱中というか、そのようなものを感じる時がきたら、準備など考えずに、やってしまえということなのですかね。

また、きっとそこには、人から見たときに、中西さんは信念と言っていましたが、僕なりに解釈すると何か世の中を良くしたいと言った大義が感じられれば、きっと周りから応援してくれる人が出てくる。そんな人生を歩めたらとても幸せなんだろうなと思いました。

5、スーパーNo2が世の中にもっとたくさん出てきていい

もう一点、気になったのは、小倉COOのおっしゃられた”スーパーNo2が世の中にもっとたくさん出てきていい"という言葉がありました。

とかくサービスなどを立ち上げた人物が表には出ていますけれども、実はそれを支える人がいたからこそ、その起業は成功していたという話をよく聞きます。

ただ、なかなかそういう人々は、表に出てこないので、小倉さんのように様々な起業請負人として、活躍している人がいるということが、もっと知れ渡ると、それなら僕もやってみたい、チャレンジしてみたい、という人がいるのではないかと思いました。

私も以前は大企業と言われる企業に勤めていましたが、突拍子もないようなアイディアを思いつく人もいれば、とても困難なプロジェクトをものすごく辛抱強く成功へ舵を切らせていく人もたくさんいます。

実は、イノベーションには、両輪が必要で、とかく光の当たらない、地味だけどキチンきちんと形にできる人にもっとスポットが当たり、そんな人々がいろんなところで活躍できる世界ができたら良いなとも思いました。

ということで、今回はTwitter-ICUさんをご紹介させていただきました。貴重なお時間を本当にありがとうございました。

また、今回は、T-ICUさんをアクシスコーディネート南形社長、木場さんにご紹介を頂きました。改めて、誠にありがとうございました。社内起業家育成を支援するプラットフォームの殻破り道場を主宰されております。https://karayaburi.jp

イノベータ応援チャネル:残間光太郎の”闘うものの歌が聴こえるか”こちらでも沢山イノベータ紹介してますので良かったらチャネル登録いただけましたら幸いですhttps://www.youtube.com/channel/UC6C67xxLVFezJZjqDBeSjHQ




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