ADHD・ASD闘病記9日目

闘病記9日目。本日は他者とのコミュニケーションについて記したいと思います。
1日目の闘病記で触れたとおり、私が自身の抱える病気を自覚したきっかけは、妻との離婚でした。離婚後、深く内省することで、過去の自身の言動、行動がいかに愚か、未熟だったのかを知ることになったのですが、本日の主題、他者とのコミュニケーションについても、同年代と比べると非常に幼稚であったことを認識することになりました。

発達障害者の特性として、他人の話に興味がない、自分の事ばかり話すといった事が挙げられますが、私のコミュニケーションはまさしくその通りで、小学生の子供のように一方的なものでした。基本的には自分の興味のある分野にいつも話を持っていき、興味のない分野の話については、他の人に会話を任せておりました。
普通、このようなコミュニケーションをしていれば自然と人が離れていくものです。しかし幸か不幸か、私の周囲の人間は優しすぎる人ばかりだったので、我儘な私の話を興味あるかのように聞き、肯定してくれていました。(そもそも、優しくない方は最初から距離を置いていたのかもしれませんが…)
そのため、未熟な私は自分の話ばかりしていることを自覚せず、30歳手前までのうのうと生きてしまったのです。

このようなコミュニケーションを取ってしまうのは、脳の問題なのかもしれません。しかし、「私はこういう特性を持っているので我儘ですけど仲良くしてください」と言うわけにはいきません。いまだに私と関わりを持っている優しすぎる方々に対して、少しでも恩返しができるよう、何とか生き方を改めて改善に努めたいとは思っています。

では、どのようにして改善を図るか。これは単純明快で、他人とのコミュニケーションのPDCAサイクルを回すしかないと思います。ただ、親や知人は以前の私ですら見捨てない人なので、恐らく私の言動・行動に至らない点があったとしても正しくフィードバックしてくれないでしょう。そこで思い立ったのが、マッチングアプリの活用でした。(他者とのコミュニケーション以前に、大前提として彼女が欲しいというのはありますが笑)

こんな私でも公務員ブランドの影響もあってか、割と速やかにマッチし、1週間程度で食事をセッティングすることができました。
食事の際は、これまで私が行ってきた自己中心的なコミュニケーションをできる限り封印しました。相手の趣味・嗜好をひたすら聞いて同意し、自分の話は質問を受けた時のみ喋るというマイルールを徹底したのです。

結果は散々でした。何しろ関心がない分野の話題になった瞬間、まるで話を広げることができないのです。食事が始まった直後は自分の関心のある音楽、カメラ辺りの話が中心であったため、適度に笑いも生まれつつ良い雰囲気を作り出せていましたが、後半は無言の時間も多く、次の食事の予定を取り付けることができないまま解散となりました。

ただ、今回の敗戦はいいきっかけになりました。現状のコミュニケーション能力が残酷な程はっきりと見えたことにより、改善すべき点も見え、今後のコミュニケーションの向上に繋げることができます。
こういった俗っぽい話もいれつつ、今後の闘病記更新も鋭意、頑張っていきます。よろしくお願いします。

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