サッカーとバスケの「ハシゴ」
私が住んでいる岐阜には
プロサッカーチーム、J3リーグのFC岐阜と
プロバスケチーム、B3リーグの岐阜スゥープス
という2つのプロスポーツクラブが存在する。
その2つのプロスポーツチームが1日に同じ敷地内で試合をするというスケジュールになることが稀にある。
先週末がそのタイミングだった。
サッカーは14:00キックオフ、
バスケは16:30ティップオフということで
同じ敷地内とはいえ、サッカーの試合が終了したらすぐにスタジアムからバスケのアリーナに移動というなかなかタイトなスケジュールだったのだが、
岐阜ならではの「ダブルヘッダー」を楽しんだ我が家のような家族は少なくないはずだ。
元々FC岐阜はJ2リーグから数えると歴史が長く、サッカーを長く応援してきたサポーターが後に岐阜スゥープスのブースターにもなっている方々が多い。
サッカーでプロスポーツを応援する文化や地盤を築いてきたことが、岐阜スゥープスのように後からプロスポーツに参入したクラブへプラスに動いている。
サッカーが終わると、家路を急ぐ人でごった返した。
ダブルヘッダーの日は日曜日だったので、
翌日の仕事や学校などに向けて早めに帰宅する人達も多かったのかもしれない。
そこで岐阜スゥープスの名物社長、
家路を急ぐ岐阜サポーターへ向けて、自ら岐阜スゥープスの試合の呼び込みをしたようだった。
(この日は、サッカーの試合の半券でバスケをお得に観戦出来るサービスがあった。)
実際にその姿を見た訳ではないのだが、誰よりも岐阜スゥープス愛が強い社長らしいなと思った。
呼び込みきっかけで流れてきた人々、元々「ハシゴ」を計画していたたくさんのサポーターやブースターの後押しが届いたのもあってか、この日は快勝だった。
サッカー観ていた時に外気で冷えた身体は、バスケのアリーナの熱気で暖まった。
岐阜界隈でなければなかなか実現出来ないかもしれない、サッカーとバスケの「ハシゴ」な1日。
スタジアムのサポーターが試合が終わるやいなや怒涛のようにバスケのアリーナに押し寄せて、
岐阜スゥープスの社長が嬉しい悲鳴をあげるなんて日が近い将来にあるかもしれないな、と
夜のスタジアムと金華山を観ながら思った。
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