タルティーボ水耕軟白中です
ラディッキオ・ロッサ・ディ・トレビーゾ・タルティーボ
長ったらしい名前ですが、イタリアのヴェネト州トレヴィーゾ県で栽培される赤い(ロッサ)キク科の野菜(ラディッキオ)の晩生種(タルティーボ)のこと。
なんのことやらわかりませんが、トレビスやチコリというとピンと来る方がいらっしゃるかもしれません。この仲間で、ちょっと苦味のあるイタリア野菜の一種。冬しか出回らないものです。
栽培には手間がかかり、国内生産はごくわずか、イタリアから輸入されるものが大半をしめている野菜です。
トップの写真を見ても、見たことがない方のほうが圧倒的に多いかと。
実はこのタルティーボ、イタリアでは大層人気とのことで、味もさることながら、見た目がとにかく美しい。とても野菜とは思えない形状、色合いです。
初夏に種をまき、それを掘り上げて遮光した場所で水耕栽培してから市場に出されます。
水耕軟白始めたのが11月29日。約2週間経過しました。
掘り上げたチコリ(こちらはタルティーボ)の根っこを洗ってコンテナに詰めます。そしてそれを簡易プールに並べて根っこが沈むくらい水を張ります。
ほんとは流水がいいんですが、それができないので、1週間に1回ほど水を交換。
10日経過した様子です。
左 掘り上げた時の様子
中 水耕から取り出してみました
右 真ん中に小さいタルティーボが見え始めています。
水耕することによって外側の葉はどんどん枯れていき、内側に新芽が出始めます。この新芽が15~20センチ程度まで伸びたら仕上がり。
これは昨シーズン(2022年2月)の写真。
こんな風になります。
手間がかかるのでちょっとお高め。でもこれに出会ったとき、食べたときの感動は忘れられないと思います。
仕上がりが不確定なので、販売のお約束は今はできませんが、大丈夫となったらオンライン等でも販売いたします。
もうちょっとお待ち下さい。でもクリスマスには間に合いそうです。