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いしばなし

インストバンドtoconomaのギター石橋がお届けするよもやま話。バンドにまつわること、デザインのこと、コラムなど。SNSでは書ききれない話をします。
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#トコノマヒストリー

トコノマヒストリー第10話:toconomaアマチュアバンドとして歩み出す

2008年。初ライブを終えたtoconomaは生まれたての子鹿よろしく、よちよちとアマチュア・バンドとして歩み始めたのだった! 前回はこちら↓ 演奏の出来はさておき、ひとまず初ライブは成功した…と言ってよかっただろう。お客さんは身内だけとはいえ、明確に手応えはあった。「これ誰の曲?…え!オリジナルなの!?いいじゃん!」みたいな。当初の目的であった「彼女をつくる」は誰も達成できなかったが、いよいよtoconomは本格的に活動していく…… わけでもなかった……。 いかんせ

トコノマヒストリー第9話:toconoma初ライブをする(音源あり)

前回はコチラ↓。 箱根にて合宿(旅行)を終えたtoconomaはいよいよ初ライブを迎える。 いわゆるクラブイベントへの出演だ。オッシャーレ! オーガナイザーは僕の会社の同期たち。まだまだ新入社員に毛が生えた社会人2年目。当時僕も含めて誰もパートナーがいなかったので、そりゃもう必死である。フォーリンラブしたい! 彼らと一緒に、土砂降りの渋谷を歩き回って会場の下見をしたのはいい思い出だ。今思えば無理に渋谷じゃなくても良い気がするが、当時は若さゆえに視野が狭かった。「今度渋谷

トコノマヒストリー第8話:toconoma初の作曲合宿に行く(当時の音源あり)

前回はコチラ。 いよいよバンド活動が本格化したtoconoma。当面の目標は「フェス」に出る!こと。しかしまだライブはできておらず、2008年の夏も終わろうとしていた。このあたりで週一でスタジオに入る生活ペースが完全に定着する。そして、それは今でも続いている。(こんなに続くとは思ってなかった) ちょうど社会人2年目で、仕事にもある程度なれてきた時期。僕といえばバンド活動もしていたが、同期のメンズたちと合コンやらBBQで遊びまわっていた。ちなみに合コンはちょっと苦手だった。

トコノマヒストリー第7話:toconomaオリジナル曲を作りはじめる

前回はコチラ。 無事にベーシストを確保し、ついに「バンドっぽく」なったtoconoma。西川、石橋、矢向、旧ドラムKの4名はようやく本腰を入れ始めたのだ。ワクワクすっぞ! この連載も既に7回目。しかしまだオリジナル曲は1曲だけ、ライブすらできていない。いよいよバンド活動が本格的に始まるのだが……。2008年頃はyoutubeが一般に認知され始めたけど、スマホはもちろんTwitterすら存在していない原始時代。SNSといえばmixiが猛威をふるっていた。同年代の皆さんは、恥

トコノマヒストリー第6話:矢向怜、バンドに加わる。

前回はコチラ。 オーディンションしたら上級者がやってきて、ボロクソにダメ出しされたtoconoma。バンドへのモチベーションはダダ下がりで、もはや解散は待ったなし…!そこへ届いた1通のメール。フランクすぎる文面からチャラさが滲み出ていたが、彼こそが現ベーシスト、おなじみ矢向怜の登場である。 季節的には社会人的には新卒の年が終わるころ。たしか2008年の3月くらいかな。 ぶっちゃけ矢向さんのメールは敬語皆無、そしてフランク過ぎて、当時のドラムKは頑なにセッションするのを反