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トコノマヒストリー第9話:toconoma初ライブをする(音源あり)

前回はコチラ↓。

箱根にて合宿(旅行)を終えたtoconomaはいよいよ初ライブを迎える。
いわゆるクラブイベントへの出演だ。オッシャーレ!

オーガナイザーは僕の会社の同期たち。まだまだ新入社員に毛が生えた社会人2年目。当時僕も含めて誰もパートナーがいなかったので、そりゃもう必死である。フォーリンラブしたい!

彼らと一緒に、土砂降りの渋谷を歩き回って会場の下見をしたのはいい思い出だ。今思えば無理に渋谷じゃなくても良い気がするが、当時は若さゆえに視野が狭かった。「今度渋谷でイベントを開くから遊びにおいでよ」このフレーズが言いたいがために渋谷に拘っていた。率直にIQの低さが滲み出ている。

イベントのフライヤーは僕が担当になった。ゴリゴリのクラブイベントではないし、女子が来やすそうな雰囲気にしよう…とチームで話したのを覚えている。それがコチラ。デザインが若い。

イベントタイトルは「ハチミーツ」。甘い匂いに釣られて集まってきたハチが出会う場所……という本当にしょうもないタイトルだと思う。こんなものをコンセプト、と呼んではいけない。率直に黒歴史。枕に顔をうずめて足をバタバタさせたいレベル。ひさしぶりにこのフライヤーのデータ開いたけど、若さって怖いよね!

……と思ったが今でもTOCOJAWSっていうイベントをやってるので愕然とした。あれから何年経ってるんや…。

会場は宮益坂のHOMEというライブハウスになった。50人も入ればギュウギュウの小箱。実はこのイベントがきっかけでのちに何回か出演するのは未来の話。

当日は友達を呼びまくった甲斐もあって満員御礼。「素敵な出会いを…」とか言ってたくせに、来たのは全員が顔見知りというクラブイベントあるある。とりあえずtoconoma的には賑やかなフロアでライブができることに安堵していた。そしてめちゃくちゃに緊張していた。手汗でヌルヌルなのに指先が冷たい。バンド結成して初ライブ。これほどまでに緊張することが他にあるだろうか…。童貞を捨てたあの夜に比肩するシビレ具合。

ではそのライブ音源を聴いていただこう。


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いしばなし

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インストバンドtoconomaのギター石橋がお届けするよもやま話。バンドにまつわること、デザインのこと、コラムなど。SNSでは書ききれない…

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