一陸技④ ~工学A:変調・復調~
こんばんは、Kotaroです。
今回から一陸技最難関の工学Aに関して書いていきます。
工学基礎と同じく125点満点で合格点は6割の75点。
試験時間は2時間半。
実施日程は2日目の午前です。
A問題が五肢択一方式の1問5点で20問、B問題が穴埋めで1ヶ所につき1点で5題の出題です。
工学Aは無線設備の理論と構造、測定・運用に関する問題が出題されます。
知識問題と計算問題が半分半分の割合で出た印象です。
もう結構経っているので解いたことのある人はいませんが、2020年を境に難易度が急変しました。
僕はその印象が強いのですが、最近は難易度が下がっているようですね。。。
去年の過去問を見ると僕が受験した時に出題された問題(当時は難問扱い)が多かったので過去問演習をすれば十分な気もします。
とはいえ、いきなり過去問をやってもロクに点を取れないと思いますのでテキストは購入するべきです。
スタンダードなテキストはオーム社のものですかね。
演習問題が多いのでオススメです。
万が一新傾向の問題が出題されたとき、上記のテキストのみでは対応できない可能性が大きいです。
上記テキストを完璧にしてから2020年7月の問題を解いたんですが、僕は全く解けずにかなり焦りました。
急遽書店に向かい、より詳しい内容が記載されていた情報通信振興会のテキストを追加購入しました。
こちら、演習量が乏しいのでテスト対策としては心もとないですが、実務ではお世話になると思うので、こちらも購入をオススメします。
基本はオーム社のテキストをベースに勉強して、過去問で良くわからないと思った箇所を情報通信振興会のテキストで勉強する。
そんな勉強法で推奨します。
前置きが長くなりましたが、ここで各論にうつります。
変調・復調は無線設備を取り扱う上で根幹になる部分です。
ここが分からないと工学Aの計算問題で点を稼ぐことが難しくなります。。。
ここの分野を勉強する上で大切なポイントを挙げていきます。
①三角関数の計算に慣れる
ここの分野で厄介なのは三角関数の計算です。
問題を解く上で三角関数をがちゃがちゃ変形する必要はないのですが、原理や出てくる重要公式を理解するためには三角関数の式展開が必要不可欠となります。
ぜひ、高校や大学のテキストを引っ張り出してきて三角関数の和積や積和・倍角の公式について整理しておきましょう。
②変調器・復調器の構成図に慣れる
これらの機器の造りではなく、システムに関する構成図が出題されますので慣れておきましょう。
上図のようなシステム図が出題されます。
16値QAMのような複雑な変調器や復調器だと変調の流れが途中で分岐するので、分岐先でどのような処理がされるか何回も確認して理解するようにしましょう!
③変調・復調後の波形を意識する
計算問題に気を取られがちになりますが、結構大切なことだと思います。
入力波形が変調・復調を経てどのような波形となって出てくるのか、出力波形の物理的特性と計算式をリンクさせておくことで、記憶の定着が効果的に行われます。
難しい式をイライラしながら展開するだけでは勉強のモチベーションも上がらないので、実現象と結びつけて楽しく勉強しましょう!!
波形を見て楽しいと思えない方はすみません。。。笑
一陸技の試験がもう三週間切っているんですね。。。
もう少し早く執筆できれば良かったですね。すみません。
受験者の方はラストスパート、体調を崩さないように頑張ってください!!
次回も引き続き工学Aについて書いていきます!!