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人が亡くなったとき、どれくらい生命保険(死亡)が必要?

(3分半で読めます)
最近「会社で弟子入りした」という話をしたら、「えっ大丈夫?変な方向いってない?すごい人だからあってみない、とか言い出さない?」と、心配されることが増えました。社内では有名人ですがただの会社の先輩なので、特段紹介するつもりはないコタニです。一般企業(そこそこちゃんとした金融機関)に勤めております。

今回のテーマは「必要保障額」です。

必要保障額という言葉、聞いたことはありますか?
必要保障額とは言葉のとおり、人が亡くなったときにいくらの保障が必要かを金額で表したもの。生命保険(死亡保険)に加入する時に、必ず確認します。

人が亡くなると、必ずお金が必要になります。
・葬儀費用やお墓の費用
・家族の生活費
・子供の教育費
・相続にかかる費用
・仕事でかかる費用(自営業等) etc…

人によって必要になるものも金額もさまざまですが、亡くなって0円で済む人はほとんどいません。誰もがお金がかかるので、貯金をしたり、保険に入ったりします。

問題点は「じゃあ自分が亡くなったら、いくらかかるんですか?」というところ。実際どれくらい必要かわからずに、お金を準備している人や保険に入っている人もいます。それだと意味がありません。
なので今回は!どうやって「必要保障額」を計算するかを解説!!
自分の必要保障額、ぜひ計算してみてね!!

1.必要保障額の計算方法は?

必要保障額はご自身が亡くなった後に必要となるお金(死亡後の支出)から、のこされたご家族が得られるお金(遺族の収入)を差し引いた金額(=不足する金額)を計算して算出していきます。

例えば20代で独身まっしぐら女のコタニの場合、亡くなったときに必要な支出は、葬儀費用と自宅の片付け代くらいです。ですが、もし結婚したり子どもができたら、家族の生活費や教育資金についても考える必要があります。でも子どもが成人してひとり立ちすれば、配偶者の生活費を考慮したうえで、最期の葬儀費用や相続の費用を準備していれば問題ないでしょう。

このように必要なお金は、年代やライフステージによって変わります。家族状況や仕事の変化があったときは、保障について確認するタイミングになります。

2.生活費や教育費はどうやったらわかるの?

じゃあ自分の必要保障額を計算してみようかな!と思っても、教育費や生活費などそれぞれの支出・収入かが分からなければ計算は難しい。ということで、統計の探すポイントと、生活費の計算法をご紹介!

○統計を探すポイントは?

これからかかる教育費や葬儀費用・遺族年金の収入額などを調べるときは、統計等を使うのが1番簡単な方法です。ですがインターネットの情報は玉石混合。最近はSNSやchat GPTなど、簡単に情報をまとめてくれますが、正しいものかどうかは分かりません。そこで正しい情報を得るため、個人的に大切にしているポイントが2つあります。

行政など信頼できる一次情報(情報の掲載先が直接調べている情報)で、なるべく新しいデータを調べる
一次情報がわからなければ、できるだけ金融機関や大きい会社のデータで確認する

各省庁や日本銀行など公的な調査は、正確な情報を集めるために法律での規制があります。調査方法や対象も載っているため、信頼出来る情報だと考えられます。また銀行や保険・証券会社など金融機関は規制が厳しく、情報が載っている場合、出典元・調査がはっきりしていて正確なことが多いです。
(働いてて思うけど、ちゃんとした金融機関のHPとかのデータは信頼性高い。資料を作るのもめっちゃ厳しい。)
chatGPTやSNSのまとめでは、正しくないものや古い情報が混じっていることも多いので、統計を調べるときは情報の出どころを確認することが必要です。

○自分の生活費などはどうやって計算する?

とはいえ統計は全体のデータ。生活費などは各家庭で大きく異なります。また家族が亡くなったからといって、生活レベルを突然大きく下げることも、難しい場合がほとんどです。なので生活費に関しては、ご自身の情報を元に考えたほうが良いです。

例えば収入の主になる世帯主が亡くなった場合の、子どもが大学卒業するまでの生活費を算出するならこんな感じ。
ライフプランを考えるとき、遺族の生活費を計算するなら「現在の生活費×0.7=月々の生活費」と考えた方がいいと言われています。(試験にも出てきたりする)

でも実際は「残された家族の生活費をちょっと多めに見積ること」も大切だと考えています。

例えば共働きで両親のどちらかが亡くなって子どもがいた場合、ひとり親家庭になります。
子どもが小さく家族を頼れない状況なら、お迎えや急や病気などの対応を1人で対応することになります。そのぶん今までどおりに仕事ができず収入が下がることも。また家事と育児の負担が増えるため、お惣菜を買うことが増える、家電を活用するなど、家事の一部を外のサービスに頼ることも考えられます。

そのため、生活費は今と変わらないくらいかかるorちょっと少ないくらいで見積もった方が良いと個人的には思っています。遺族の生活費を算出するときは、そんなことも考えてみてください!

3.さいごに

今回は「必要保障額」について調べてみました!いかがでしたでしょうか?
自分の必要保障額を計算してみると、「入ってる保険が足りてるかな?むしろ入りすぎ?」と考える基準にもなるので、ぜひ一度計算してみてください!

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