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大好きな東京都庭園美術館 ②

さてさて、続きの庭園美術館のお話。

1階大客室は豪華。ディテールのデザインの細かさよ。ゴテゴテしてるアール・デコは苦手なのに、ここは純粋に素敵だと思う。
ひとつひとつ見るとどれも個性的なのに、トータルで見た時には不思議な落ち着きを感じる。

大客室シャンデリアはルネ・ラリック作。

漆喰天井の白色、漆が塗られた柱の黒色、建具に用いられたメタリックカラーなど、それぞれが美術館に並べられた作品のようにハマり、安心感すら感じる落ち着いた空間になっている。
当時、特許を取った新技術も組み込まれていたそう。ほんと、すごい…。

そしてこの階段。外国製大理石を用い、手摺りはアール・デコのジグザグ模様が特徴的。
階段手摺りの金物はブロンズ製銀イブシ彫刻仕上げで、ホール照明柱、天井照明と同様にアール・デコ特有の幾何学的な花模様で統一されています。照明柱の付け根には、花を飾ることができるように水盤も。
照明柱、夜に見たらどんなに美しいことか。
そこにお花を飾るなんて🥺🌹

2階は1階と違ってご家族のプライベートスペースなのだから、この階段を上がってくる時の心境を考えれば、階段の花はご家族の癒しになっていたに違いない。

そして、もう1箇所☺️
わたしが一番好きな「浴室」です。
ここは第一浴室。殿下と妃殿下の寝室の間に。
床には山茶窯製陶所製のモザイクタイル、壁にはフランス産の大理石ヴェール・デ・ストゥールが使われています。
柄✖️柄のこの空間。まるで着物と帯の柄合わせのような絶妙なトーンの調和。
細やかな1つ1つのタイルのカラーバランス🥺
これぞ工芸品のバスルームだと思います✨

では、続きはまた明日🕊🌿

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