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自己紹介/15年赤字のいちご農家を年商を倍に!東京でサラリーマンをしながら実家を立て直した話



はじめまして!私は30代の会社員で家族3人で東京に住んでいます。趣味は子どもと遊ぶことと、カフェ巡り。
今は家族を助けるべく、実家を"お金持ち"にするため、いちご農家を立て直すべく日々奮闘中です。

私の実家は、栃木県の田舎でいちご農家をやっていますが、かつては長年赤字経営が続き、母の実家に援助してもらったり、母がコンビニでバイトをして何とか生活を支えていました。

米農家からいちご農家への転身、そして苦悩の始まり


もともとはお爺さんが米農家をやっていました。母は会社員でしたが、体調を崩して会社を辞めることに。それに合わせて、父も自動車整備士の仕事を辞め、2人で実家の農家を継ぐことにしたんです。

ただ、米だけの収入では家族4人を支えるのは厳しく、私が小学5年生の頃からいちご農家をスタート。
しかし、最初の頃は新規就農者向けの補助金を貰えるはずが、お爺さんが農業年金を貰うために勝手に「後継者」にしており、すでに農家をやっている事になっていたため、補助金は貰えず…借金がかさんでいたんです。

子供の時は気がつきませんでしたが、家計は厳しく、家のローンや生活費は母の実家がほとんど援助、お爺さんの生活費や農機具の支払いを押し付けられていた為、借金が膨らみ続けました。

あとから聞いたのですが、1年目から本当はいちご農家を母は辞めたかったそうです。
でも3500万の借金があったため辞める事ができなかったそうです。

足りない生活費のためにさらに借金をし、
農協で最大金額まで借りてしまいもう新たにお金を借りられない所まで来ていました。

現実を知ったのは、私が大学に進学するとき。奨学金を借りるために実家の収入を調べたら、なんと両親の手取りが2人で300万円ほどしかないことが判明!その時、「うちってめちゃくちゃ貧乏だったんだ…」と初めて気づきました。

私は奨学金を最大限に借りて何とか大学を卒業。その後、大学院に進学しましたが、こちらは学費がほぼ免除でギリギリ卒業。そして社会人になってから、本格的に実家を助けるようになります。

貧乏脱出の第一歩:無料で出来ることからやる



最初は実家にお金もなく、大学生だった私が始めたのは「無料でできること」。無理せず地道に、でも効果的に動くことが大事でした。

1. 直売所のスタート

スタートから2年目の直売所


最初にやったのは直売所の立ち上げ。農協に出す事が絶対だと思っている母を説得し、収入源を増やすためにGoogleマップに実家を登録し、「庭売り」と呼んでいた直売所を、一般向けに始めることにしました。

2. Instagramでの情報発信

始めた当初のInstagram

次に取り組んだのは、SNSの活用。まず母にInstagramをダウンロードしてもらい、ネットに情報を載せることに慣れてもらいました。最初は試行錯誤でしたが、1年後にいちご農家としてのアカウントを立ち上げて情報発信を本格化。その後、Googleマップの機能を使って自作でホームページも作りました。

3. インフルエンサー&情報誌を活用

Instagramで投稿がバズり、1万いいねを獲得することができました。それをきっかけに「いちご王国アンバサダー」に応募してみたり、直売所のお客さんを増やすために地元の情報誌に掲載してもらったり、インフルエンサーに紹介してもらうこともできました。

もんみや掲載記事


農業新聞掲載記事


4.
ふるさと納税&観光協会への参加

他にも、ふるさと納税を活用して新たな販路を開拓し、地元の観光協会に入会して地域との連携を強化しました。

こうして年間1000人以上が実家のいちごを求めて来園し、Instagramのフォロワーも5000人以上に増加!地元のケーキ屋さんとのコラボケーキや、東京のジェラート屋さんへの納品、栃木県知事との2ショット撮影など、さまざまな出会いや出来事から、ついに年商が倍になりました!

ジェラート屋さんとのコラボ

私が実家を立て直した"無料でできる"戦略

このように最初は無料でできることからコツコツと始めました。Googleマップへの登録、直売所の運営、Instagramでの情報発信。これが大きな流れを作り、メディア露出やフォロワーの増加につながり、売り上げアップへと直結しました。

黒字化までの道のりや成功のポイント、実際に行った取り組みについて、これからの記事で詳しくご紹介します。

「実家をお金持ちにしたい!」という想いから始まった挑戦。

私の経験が、いちご農家をやっている方や、これから農業を始めたいと思っている方の参考になればうれしいです。

次回は、「母のコンビニバイトからの脱出!実家を黒字化に導いた戦略」を公開予定です😂

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小竹いちご園の息子
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