いちご農家の収入を一番簡単に増やす方法、それは…
いちご農家として収入を増やす方法って、いくつかあると思います。収穫量を増やしたり、農協などの販売先を増やしたり。ただ、その中で一番利益率が高い方法って何か知っていますか?それは
「自宅の直売所をやること」なんです。
なぜ直売所が一番いいのか?
それは、農協などに中間マージンを取られないし、家賃も発生しない。しかも、特別な資材を用意する必要もないので、コストがとにかく安いんです。私は、もしこれから農業を始めたいって人がいれば、まず直売所から始めるようにアドバイスすると思います。
5年前の実家の現状からの一歩
うちの実家はいちご農家と米農家を兼業していましたが、当時の手取りは200万円弱。なんとか収入を増やそうと、当時学生だった私はネットで色々調べてみました。
儲かっている農家は、農協以外の販売経路を持っていることが多い!
それに気づいたんです。例えば…
- 業者と年間契約する
- 人を雇って収穫量を増やす
- いちご狩りができる観光農園にする
- ケーキ屋さんやカフェに卸す
- ネット販売を始める
などなど。でも、どれもお金がかかるか、コネが必要なことばかり…。そんな中、最もお金がかからず、明日からでも始められるのが「直売所」でした。
Googleマップへの登録が最初の一歩
実家は観光地でもなく、目立つ場所でもないので、お客さんを集めるのは本当に大変でした。それでも今では、田舎の直売所に年間1000人以上のお客さんが来てくれるようになりました。
実家は道路沿いにあったものの、通りがかる人にとっては、ただの家にしか見えなかったんです。「うちっていちご農家だよ!」ってことを知らせたくて、まずは Googleマップに実家を登録してみました。
予想外のトラブルとインターネットでの集客
最初は、旗を立てて直売所を始めたのですが、周りの農家からの反発があって農協への出荷を1年間止められたことがありました。農協にはいろいろな規定があったので、旗や看板で宣伝をすることが実質できなかったんです。
「どうしよう…」と悩んだ結果、 インターネットで宣伝しよう!と思い立ちました。周りの農家でGoogleマップに登録しているところはほとんどなく、地域で「いちご農家」を検索すると実家しかヒットしないというラッキーな状況でした。
そのおかげで、登録しただけでゴルフ帰りの人が立ち寄ったり、「いちご狩りやってますか?」と間違えて来てくれるお客さんも増えました。田舎ならではの競合の少なさも幸運でしたが、これで「お金がなくても戦い方はあるんだ!」ということが分かったんです。
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少しずつ増えていった売り上げ
地道な努力が実り、直売所の売り上げが少しずつ伸びていきました。インターネットやSNSを活用し、実家のいちご農家は利益率の高い直売所を中心に成長することができました。もし、これからいちご農家や農業を始めようと思っている方がいれば、「まずは直売所をやってみる」ことを強くお勧めします。お金もかからず、すぐに始められる、これが農家のおそらく“最強の一歩”です!
続く
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