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映画『湖の女たち』ネタバレ考察:真犯人の動機とラスト結末/男女関係の意味と感想

映画『湖の女たち』。松本まりかと福士蒼汰が危険な関係を演じるかたわらで、湖近くの施設では殺人事件が発生。さらに戦時中の731部隊の残虐な行為にまで言及される…射程が広くて芸術的なザ・賛否両論作品。

ネタバレあり感想

『湖の女たち』の相関図

あらすじラスト結末までネタバレ解説はコチラ

佳代(松本まりか)が湖に車をとめて自○行為をしているところを刑事の濱中(福士蒼汰)が偶然見てしまう。
そして佳代が務める老人ホームで殺人事件があり、濱中は佳代に体の関係を強要し、なぜか佳代もそれを受け入れてしまう。この関係が唐突で意味不明ではあるのだが、取り調べで容疑者を脅迫する伊佐美刑事(浅野忠信)の壊れっぷりなども含めると、ほとんどの人間がどこかしら壊れていることを描いている群像劇なのだと感じた。美しいのは湖だけ。真犯人も胸糞悪い…。

考察:ラスト結末や真犯人

本作において象徴的に描かれる西湖について。西湖は非常に美しい場所であると同時に、どこにも行けない終着駅を表現していたようだった。佳代も濱中も池田も、最後にはみんなが西湖を見つめている。社会から目を背けたくて湖を見るしかないともとらえられる。

湖の女たちとして、佳代、池田、市島松江、松本が出てくるが、この中で最後まで戦ったのは容疑者にされて自白を強要された松本だけかもしれない。記者の池田は、伊佐美が触れたような腐った世間の味を知ってしまったようだった。次のページでは真犯人や動画についての考察、元ネタの事件、佳代が湖に飛び込んだ理由や意味不明な大人の関係を解説していく↓↓


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