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どうしたって滲み出てしまうものが個性。
今日もまた心が引っ張られる事を見つけたので、自分の備忘録も込めてシェアさせてください。
ぽんずさんのこちらのnote。
ぽんずさんと言えば、さどまちさんとの写真バトルに注目が集まっていました。本来写真には勝ち負けはないと、僕も思います。その中であえて勝敗をつけるというのは、スキルも上がると思うけれど、お二人がnoteで綴っているように「自分との戦いになる」なんだろうなと思います。
運動会のリレーのような単純な勝ち負けではないと思いました。
実際バトルしてみないと、臨場感だとか自分自身に降りかかるプレッシャーだとかは、分からないと思うけれど。
でもポートレートを初めて、「対人」の状況になる事が増えたので、すごくよく分かります。風景写真は天候に左右されるような事が多いので、自分自身とっていう感じはあまりなかったんですね。(そこまで考えられてなかったというのもありますが。)
そんな写真人生の中で、どうしても自分の色を見つけたいと思ってしまうんです。その気持ちが全面に出すぎていて、世界観を作りたい、世界観が欲しい欲しい欲しいで、空回り。
ぽんずさんなら「ぽんずブルー」とか、さどまちさんなら「湿度写真」とか。すごく素敵で、”私の写真”みたいなのがすごく羨ましかった。いや、羨ましい。
そんなまさに迷走中の今読んだのが、上のnote。
あとは、「ぽんずブルー」じゃない写真もがんがん撮っていきます。今のぺーぺーの状態で表現方法を固めてしまうのはもったいないことだと思うし、引き出しの数が多いに越したことはないから。なるべく「自分らしさ」のようなものをなるべく排除していって、それでもどうしたって最後に滲み出てしまうものこそが「個性」だと思っている。
「自分らしさ」を排除して、それでも滲み出てしまうのが「個性」。
うわぁぁああってなった。(語彙力。笑)
まさに個性を追いかけている僕にズドンと響きました。個性は、探さなければ見つからない・・というか気づけないんだろうなぁと思うけれど、最後に滲み出てしまうものが個性。という頭は全くありませんでした。
そして、同時にスッと納得出来ました。
ポートレートは始めたばかりで、自分の中にはストックがありません。なのでInstagramを中心に、自分がいいなと思う人たちの作品を見るようにしているんです。保存されたページを見ると、見事に同じ系統の写真達が。
そんな写真たちを真似してみようと思いながらも、「同じような写真になってしまってつまらないな。」とか、「真似したら俺じゃないよな。」とか変なプライドと、かっこつけで結局いつもやらない。
つまらないとかなんなんだ。って感じ。
でもぽんずさんのnoteを読んで、絶対に同じ写真にはならないと思ったんです。ならないというか、無理。同じレンズを使って、構図を真似て、色合いも真似て・・・確かにそっくりな写真にはなるかもしれない。
でも最後にはやっぱりモデルさん達と自分の関係性だとか、その時に話していた事だとか、自分の癖だったりとか、その場の空気が絶対に写るので、全く同じなんてありえないんですよね。
そういった中で残ったものが、自分の世界観であって、モデルさんと作りあげた1枚の写真になるのではないかと思いました。
ハッとしました。
作るものではなくて、滲み出るもの。
滲み出るまで待ち続けるものでは無いと思うから、自分からも近づきたい。
考えながら、モデルさん達との信頼を積み上げながら、滲み出したい。
ん?滲み出したいと思うのと、世界観を作りたいと思うのは同じなのでは・・・。
むむ。まだ理解できていないようです。
なんにせよ、やっぱり今の僕は撮るしかないのだと思います。ポートレートでもカップルフォトでも、経験が圧倒的に足りないです。撮影後は毎度毎度反省につぐ反省。
でもやる度に見えてくることはたくさんあります。
ふと振り返るといつの日にか滲み出ているものなのでしょうか。考えながら、探しながら、滲み出てきた個性に気づけるように、写真と向き合おうと思います。
こーた
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