幸せをお金で買うための5つの法則
お金があったって幸せになれるとは限らない……ということはみなさんなんとなく感じていることかと思います。
お金を持っているはずの著名人の不幸は散々ニュースで流れていますからね。
そんなことから「普通が一番だよね……」と考えてしまう人もいるかもしれませんが、実は大切なことは「お金の使い方」だったのです。
ということで、今回は以下の書籍の概略という感じで、お金を使って幸せになるための方法をご紹介しようと思います。
経験を買う
記憶に残るような大切な経験は幸せに繋がります。
一方、例えば見栄を張ってローンを組んだ高い車などは、それが強く経験と結びつかない限り幸せにはつながりません。
その車がきっかけで今のパートナーと出会えたということであれば別だと思いますが、生活を圧迫する支出はむしろ幸せとは反対のものです。
「経験ともの」については、こちらでも詳しく話しています。
ご褒美にする
お菓子一つ買うのでも、それをご褒美にすれば幸福度は全然違います。
例えば、経験よりそれを待っているときの方がうきうきした……なんて経験はありませんか?
待たされている間楽しみにできるのであれば、同じ金額で払った一つのお菓子でも、幸福度が全然違うわけです。
それに、ご褒美にしてそのために何かを頑張れば、達成することができたという「自己肯定感」が増して、これも幸福感には欠かせない要素なので、一石二鳥というわけです。
時間を買う
時間はみなさんが思っている以上の価値があります。
例えば、時間がない……という感覚は不幸のもとです。
また、たくさんの経験をして幸福度を増すためにも、自分のために使う時間が必要です。
ですので、もしお金でその時間の悩みが解決するのであれば、使ってしまっていいかもしれません。
例えば、お掃除ロボット(ルンバ)とか、乾燥機付き洗濯機とか、生活の中で時間のかかることを解決してくれるものはとても幸福度を高めてくれます。
大きな一つのご褒美より、こういった日常で何度も感じられるようなご褒美の方が、効果が高かったりもします。
また、通勤時間も幸福度を大きく左右するのですが、どれくらいかというと、通勤時間と年収を天秤にかけるなら、相当年収が上がらなければ釣り合わないというほどなのです。
それについてはこちらで詳しく書いています。
先に払って後で消費する
例えば、旅行に行くときなどは、予約する際に払ってしまった方が当日気持ちよく楽しむことができます。
お金を使うというのは、本当に(比喩ではなく)痛みを伴うような反応を脳が示すので、先に払ってしまった方がいいわけです。
もし、先払いができないのであれば「これは使うお金」とわけておいてもいいかもしれません。
ここでお金の知識がある方は「お金って後に払った方が利子的な考え方的にお得なのでは?」と思ったかもしれません。
しかし、その微々たるメリットよりも、お金を気にせずに思いっきり楽しむ方がなんだかんだ幸福度には寄与する……というわけなので、先に払うかどうかはその時何を求めているかで考えてみてください。
他人に投資する
最後に紹介するのは、「他人のため」です。
この話は結構好きで何度も紹介しているのですが、人はお金を得てもあるところで幸福度との相関がなくなってしまいます。
それを超えたときにより幸せになるためには「人のために使う」というのが一番いいようです。
なんだかあやしい話みたいですが、人は社会的な生き物なので、生き残るために協力することが報酬になるように遺伝子レベルで刻み込まれている……といえばその理屈もわかるかと思います。
お金に限らず、他人への親切はいろいろな意味で幸せにつながります。
たった5分の親切でもその効果は絶大なので、それについてまとめたこちらの記事も、ご興味あれば読んでみてください。
あることを5分間する…その積み重ねが多くのことを解決してくれる
幸せについて
ということで5つご紹介しました。
経験・ご褒美・時間・先払い・他人
日常の支出の一部をこれらに少し回すだけで、きっとこれまでより幸せを感じることができるようになると思います。
そうしてできた心の余裕が、日々の様々な活動にプラスに影響して、より幸福感を高めることができる……という正のスパイラルに落とし込むことができればより良いですね。
「幸福」とかっていう単語を使うとなんだか胡散臭さが出てしまいますが、最終的にみんなが目指すのはそこだと思いますし、しっかり「科学的に」考えるのはとても意義があることなので、ここで知ったことに限らずどうしたら幸せになれるかを色々実験してみるのも面白いと思います。
今回の話についてより詳しく知りたいと思った方は、参考にした書籍の方をご覧になってください。
参考書籍
ps
そういえば最近はボーナスが出たという方も多いのではないでしょうか。
もし使いどころに迷っているのであれば、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。