あることを5分間する…その積み重ねが多くのことを解決してくれる
例えば会社や何らかのコミュニティでの人間関係がうまくいかなかったり、なんとなく日常がつまらなかったり、勉強や挑戦がなかなか続かなかったり…
様々な悩みがあると思いますが、それらを一挙に解決する方法…しかも5分間でできる方法をお教えいたします。
それは「親切」です。5分間の親切がとてつもなく大きな力を発揮する、という話を今日はしたいと思います。
まずは5分間の親切のメリットです。
人間関係がうまくいく
…人は親切にされればうれしいものです。しかも、親切にされるだけでは気持ちが収まらないので、その親切は返ってくることも多いです。
さらに人は親切にした相手に好意を抱きやすくなります。なぜなら、この人に親切にしたのはこの人のことを良く思っているからだな、という「一貫性」を人は持とうとするからです。
そして、ここが大事。親切による周りからの評価は、その時間の長さには相関があまりありません。時間の長さより「量」と相関があります。ですので5分間の親切の回数を重ねることは、人間関係をよくする方法としてはとても優れているわけです。
幸福感が増す
…収入と幸福度に関する研究で、一定の収入に達すると幸福度はそれ以上ほとんど上昇しないというものがあります。
では一定の収入を超えたとき何が幸福度を上昇させるのか、それは人への親切だったのです。例えば、募金をしたり、ボランティアをしたり…そういった活動により幸福度が増しました。
もちろんこれは収入が高くない人にも言えることですが、親切は幸福度を増す効果があるのです。しかもこれもまた時間の長さや募金の金額の高さではなく、回数が大事なのです。高額の募金を数回するより、少額の募金を多くする方が幸福度の観点からいうと効果が高いです。
勉強を続けたり、挑戦をしやすくなる
…学生に、今の勉強をいつか人のためになるようなことに役立てるならどのようにすればいいか…ということをできるだけ具体的に考えてもらうという実験がありました。その結果、学生たちの勉強へのモチベーションが上がり、なんと勉強時間が倍くらいに増え、成績も伸びたのです。
誰かのために…という感覚は、努力や挑戦をしやすくする効果があります。例えばその成果をたった5分間でも誰かの役に立てることができたら、その何倍もの時間の努力のモチベーションになるのです。
また、5分間の親切によって得た人間関係によって、挑戦がしやすい環境を作ることができ、5分間の親切によって得た幸福感によって生まれた気持ちの余裕が、挑戦するメンタルを作ってくれます。
5分間であればそんなに難しいことではありません。ぜひたくさんの親切をしてみてください。
5分間の親切をする上での注意は次回の投稿で。
参考文献:GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (アダム グラント)
ps
速読を始めてから、1カ月くらいたった…と思うのですが、ついに本棚の一区画分読みました。
なんとなく達成感。