成長型マインドセットを妨げるアヒル症候群
失敗が恐い…人からどう思われるのか恐い…そう思ってチャレンジが出来なかったり、人前で発表できなかったりといった経験はありますでしょうか?
そういった恐怖は誰にだってあるもの…とわかっていても、恐いものは恐いですよね。しかし、恐くないと思う人がいることも事実です。
それでは、失敗を恐れる人と恐れない人の違いはどこにあるのか…今日はそんな話をします。
失敗を必要以上に恐れない成長型マインドセット
人間には2種類います。
成長型マインドセットを持つものと、固定型マインドセットを持つもの…
となんとなく名言風に言ってみましたが、まずはこれらについて話します。
そもそもマインドセットとは何かというと、考え方の基本となる枠組みや基準のことです。
彼は失敗してもそれを力に変えるマインドセットを持っている…なんて使い方をします。
それでは成長型マインドセットと固定型マインドセットとは何かというと…
成長型マインドセット…自分の能力は成長すると信じる考え方
固定型マインドセット…自分の能力は固定的で変わらないと信じる考え方
自分の能力は成長するのか、それとも生まれ持ったままなのか…その違いがこの2つのマインドセットの違いになります。
それでは、この2つのマインドセットを、失敗しそうな難題に立ち向かう時にどう考えるかで比べてみると…
成長型マインドセット…失敗してもそこから学ぶものがあると考える。だから成長する絶好のチャンスだと考える。 固定型マインドセット…失敗したら自分に素質がなかったからだと考える。失敗した時のメリットが全くないから、失敗を恐れる
ということで、最初にだした「失敗を恐れる人と恐れない人の違い」はこの二つのマインドセットの違いに会ったというのが、一つの結論です。
成長型マインドセットを妨げるアヒル症候群
それではできることならば成長マインドセットを持ちたい…と考えるのが自然でしょう。
そのためには…という話はなかなか長くなりそうなので、今回は成長型マインドセットを妨げる一つの事例をご紹介します。
アヒル症候群というものがあって、これは以下の2つを重要だと考えているとと発症します。(病気ではありません)
1.成功すること、優秀でいること
2.成功しているのは努力のおかげではない、と思われること
つまり、私は優秀で、才能で成功しているんだ、と周りから思われたいというマインドセットを持っている人のことですね。
こういった人は、今まで失敗したことがない人や、いつも周りから期待されそしていつも成果を出してきてしまった人たちに起こりやすい症状です。
「自分は優秀である」という方で固定的なマインドセットを持っているため、失敗を過度に恐れます。失敗したら自分のアイデンティティがなくなってしまうとまで考える人もいるでしょう。
そんな完璧主義は、なかなかつらいでしょうし、失敗しないために挑戦しないなど、まさに固定型マインドセットの特徴である行動をとりやすくなります。
もし自分が必要以上に完璧主義だな…アヒル症候群かな…と思ったら、例えば人が失敗している姿を想像してみましょう。どうですか、愚かだなぁと思いますか?むしろ「大丈夫?」と心配したり、まぁそういうこともあるねーと特に何も思わなかったり、そんなに恐れるような反応ではないのではないですか?
これはアヒル症候群に限らず、今失敗を恐れているな…と思ったときに使えるテクニックの一つです。
成功者はたくさん失敗する、なぜならたくさん挑戦しているからである…という言葉もあるくらいですから、失敗を恐れず、無理はなさらず、成長型マインドセットをもってどんどん挑戦していただきたいなと思います。
ちなみになぜアヒル症候群なのかというと、楽々と水面を泳いでいるように見えるアヒルも、水面下では必死に水をかいている…という状況になぞらえて、ということだそうです。
参考文献:スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール(ケリー・マクゴニガル )
ps
最近プロテインを飲もうかと迷っています。
…と前にも書いた気がしますが、それくらい迷っています。