【お金と社会貢献】お金を集めたいならアピールすべきこと
年収と幸福度の関係ってご存知でしょうか?
この話は結構好きなので何度か紹介していますが、例えば年収が上がれば上がるだけ幸福度も増すと思いますか?
実は、そんなことはなく、一定まで年収が上がると、幸福度は年収と比例しなくなってしまうのです。
ではそんな状況下で幸福になるためにはどうすればいいかというと、「社会貢献など、人のためになること」をすれば、幸福度があがるのです。
人は一人では生きていけない弱い生き物なので、社会性を発達させる過程でこのように親切と幸福を結びつけるようになったのではと言われています。
そういわれてみれば確かになという感じですが、それ以外にも社会貢献は様々なプラスの効果をもたらします。
お金を集めるなら
ということで、お金を集めるなら「社会貢献」をしましょうというのが今回のお話です。
ちなみに、お金を集めるだけでなく、例えばフォロワー(支持者)なんかを集めるのにも使えるのではと思うので、ぜひご活用ください。
なぜ社会貢献なのか、その理由は3つあります。
1.社会貢献と幸福はトレードになる
2.社会貢献でないことは、結局不利益になる
3.働き方の変化
まず一つ目は、先ほどあげた話の通りで、社会貢献をしているという感覚は幸福感を与えるからです。
例えば有名な心理学者であるアダム・グラントさんの著書『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』の中でも、たった5分間の親切で人生への幸福感をより感じられるようになることがわかっています。
もし社会貢献をしていれば、それに加担することで自分も社会貢献をしている気分になるでしょう。
そうすれば、出資者はお金を対価に、幸福感を得ることができるわけです。
合理性がない?
社会貢献をすることは一見合理性に欠けるように思えます。お金儲けをするのであれば利益を追求するべきかという話ですね。
しかし、短期的に見れば利益をただ追求するようなものの方がいいかもしれませんが、長期的に見れば社会貢献をすることは利益につながります。
例えば「信用」というのは「影響力」と並ぶ現代の新たな貨幣であると堀江貴文著『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』で述べられていますが(タイトルのまんまですね)、社会貢献をすることは一つの信用になります。
もちろん信用を得る方法は他にもありますが、社会貢献が利益につながる理由は他にもあります。
例えば環境問題が悪化すれば、お金集めどころではなくなってしまうかもしれません。そんなに大きな事態にならなくとも、土壌がよければ良い作物が育つように、社会がよくなればその一員である人の質が上がり、経済全体の利益につながるわけです。
そうすれば、その恩恵は個人にも届くことでしょう。
少し遠い話のような感もありますが、実際世界的にそのような社会貢献をしていこうという流れになっていて、社会貢献をしていない会社には投資をしないという人や企業が多くいることは確かです。
ESG投資と調べればその関連の話が出てくるかと思いますが、近藤哲郎著『ビジネスモデル2.0図鑑 』にもその話が載っているので、ご興味あれば読んでみることをおすすめします。
AIと社会貢献
最後に、働き方の変化が社会貢献により意味をもたらすという話です。
よく言われる話ですが、AI等の科学技術の発達によって、人間の働き方は大きく変わることでしょう。
もしかしたらベーシックインカムによって、生きるための労働がなくなる時代も来るかもしれません。
そうなると、お金のための労働ではなく、より人生を豊かなものにしたり、誰かのためのものだったり、ただやりたいからやっていたらそれが仕事になった、というような仕事が増えてくることが予想されます。
逆に言うと、社会貢献をしていないお金のためのお金儲けには、将来性がないわけですね。
将来性がなければ投資先としては選ばれないでしょうし、フォロワーが多いような影響力がある人には響かないでしょう。
また、そういった流れがあるとわかればより社会貢献をしていこうという流れになり、そうでないビジネスはより遠ざけられます。
以上の3つの理由により、社会貢献はお金を集めるためには必要であるというわけですが、「お金を集めるため」と聞くとたとえ社会貢献でも嫌な印象を持つ方もいらっしゃるかと思います。
大衆というものはそういうものだと思いますが、私はそれでも社会をよくする方向に行動すること自体に価値があると思っています。
と最後は余談でしたが、これからお金や人を集めたいと思っている方は、社会貢献を意識しながら行動してみるといいかと思います。
途中で話に出てきたベーシックインカムについて知りたい方は、こちらの投稿もあわせてご覧ください。