書評 17 「めざせ! 給食甲子園」
給食甲子園ってご存知ですか?
私はこの本の著者、こうやまのりお(神山典士)さんに紹介されて初めて知りました。
全国各地で給食調理に携わる栄養士や調理職の皆さんが、限られた予算の中で工夫して、滋味のある給食を子供達に向けて作る。その皆さんが毎年テーマを決めて、アイデアに溢れた献立を寄せ合って、競い合う。その様子が小学校低学年の子供にも読める様な文体で描かれています。
無論、給食は競い合う対象ではありませんが、この大会が給食に携わる励みになっていることがわかります。
安全で栄養バランスも取れた献立 子供が食べやすい味付け 地元産食材を使うなど、子供たちが自分たちの住む土地に興味を持つ機会
様々な要素を考える仕事。でも、あまり意識されることはない。
日本の小学校になくてはならない給食。もっと関心がわく機会になる一冊です。