ボールを投げると肩が痛い!原因は肩以外にあるかもしれません!
今シリーズでは、数回に分けて、
・(学生)アスリート
・部活動生
・日常的にスポーツに取り組む方
に向けて、
肩の痛みを改善するための方法を解説していきます。
野球、ソフトボール、ハンドボール、やり投げ、などなど…
投球動作が含まれるスポーツでは、
肩のケガに悩まされる方も多いと思います。
これらの肩のケガはまとめて、
「投球障害肩」
と呼ばれることもあります。
ですが、その具体的な診断名(どこがどのように傷ついているのか?)や
ケガの原因は様々です。
この記事ではまず、痛みをタイプ別に分けてみて、
自分がどのような状態なのか把握してみましょう!
次回以降(間は空いてしまうかもしれませんが)の記事で
それぞれの原因や改善の方法について、
YouTubeでの動画も添えて詳しく解説していきます!
悩まされている方は是非目を通してみてください^ ^
1.リハビリの開始に診察は必須!
「結局病院には行くのかよ!」
と聞こえてきそうですが、もちろんです。
今回取り上げる投球障害肩に限らず、
ケガをした時にはまずは病院に行ってお医者さんの診察を受けましょう。
最初の判断を間違えてしまうと、いくら原因を考えてリハビリをしても、
良くなることはありません。
むしろ悪化させてしまう可能性もあります。
まずはお医者さんの診断を受けて、正確に状態を把握する。
これを疎かにしてしまうと自分のため(選手のみなさんのため)
になりません。
…ということを念頭に置いた上で、これ以降読み進めてください。
2.痛みを改善するために何を考えればいいのか?
−どこが痛いのか?
大きく3つに分けましょう
A;肩の前
B;肩の後ろ
C;肩の中央(頂点にあたる部分)
の3つです。
僕たちは、
まずこの痛い部分を聞くことで、
・どの組織が傷ついているのか
・何をすると痛いのか
など、大体の予想をつけます。
ここから先はこのA,B,Cで分けて考えていきましょう。
−いつから痛いのか?
肩のケガは
・急性(1回のストレスによる)
・慢性(繰り返しのストレスによる)では
対応が大きく変わってきます。
これはA,B,Cのタイプは関係なく、整理しておくべき情報です。
−どのような動きで痛いのか?
A;
主に肩を後ろに引っ張られるような動きで痛みが出ます。
特に肩を外側に捻るような動き↓で痛みが出やすいです。
これは、肩が後ろに引っ張られることで、
肩の前側にある組織に伸張ストレス(引っ張られるストレス)
が加わっています。
・上腕二頭筋長頭腱
・関節唇
・肩のインナーマッスル(腱板、ローテーターカフ)
に関するケガが多いです。
B;
肩を後ろに引っ張られる動き(上)
腕を前に伸ばす動き(下)
で痛みが出ます。↓
前者は、肩の後方の組織が圧迫されており、
後者は、筋肉や腱に伸張ストレスがかかります。
前者は
・関節唇
・インナーマッスル
に関するケガ、
後者は
・筋肉や腱
に関するものが多いです。
C;
主に肩を真横から上げる動きで痛みが出ます。↓
これは骨の位置を本来あるべき位置に保てなくなることで
骨の衝突が起こっている痛みです。
・関節内の組織
・インナーマッスル
・関節唇
に関するケガが多いです。
−他にケガをしている部位はないか?
−今までにどのようなケガをしたことがあるか?
肩だけでなく肘や股関節など、
「関係ある⁉︎」と思うようなケガでも原因になり得ます。
ここまでくると専門家の力が必要になってきますが、
自分の身体のことを把握しておくことは大事だと思います。
−結果原因は何なのか?
先ほども述べたように、
他の関節の状態や個々人の身体の状態によって原因は様々なので、
断言することは決してできません。
「結局わからないままかよ!」
と思われるかもしれませんが、
そこを明確にして改善の協力をすることが
専門家の役割になってきます。
しかしこのままでは
わざわざ記事にしている理由がなくなってしまいます。。。
ということで…
今回順を追って自分の身体のチェックを行って、
今の自分に当てはまった、という方もいらっしゃると思います。
次回以降、
タイプ別に考えられる原因や改善のトレーニングを
紹介していきます!
🔜
3.各症状に合わせたリハビリテーション(次回)
これが全てではありませんが、
是非参考にしていただければと思います。
ではまた次回👋
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