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取引先の倒産!?貸倒引当金が企業を守る!第10章〜貸倒れ、貸倒引当金、償却債権取立益〜
みなさんこんばんは!
こうたです😊
今回は貸倒れ、貸倒引当金、償却債権取立益を簡単にイメージしやすく書いていきます!
それではよろしくお願いします!😊
簿記3級を勉強している人なら、取引先の倒産による「貸倒れ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
突然の倒産で回収不能になった売掛金、どう処理すれば良いのでしょうか?その答えが「貸倒引当金」です。この記事では、初めての方も理解できるように、貸倒れ、貸倒引当金、そして償却債権取立益について具体的に解説します!
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🌟1. 貸倒れとは?
取引先が倒産などで、売掛金や貸付金などの「回収できるはずだったお金」が回収できなくなることを「貸倒れ」といいます。例えば、あなたが企業Aに商品を販売し、100,000円を掛けで売り上げました。
しかし、数か月後企業Aが倒産しこの100,000円を回収できなくなった場合、これが「貸倒れ」となります。
貸倒れの仕訳例
企業Aからの売掛金100,000円が回収不能になった場合の仕訳は以下の通りです。
仕訳
借方:貸倒損失 100,000円 / 貸方:売掛金 100,000円
ここで「貸倒損失」という費用が計上され、企業にとっては損失となります。
🌟2. 貸倒引当金とは?
貸倒れが発生する可能性がある取引に備えて、あらかじめ「引当金」を積み立てておくのが「貸倒引当金」です。簡単に言うと、「貸倒れに備えて準備しておくお金」です。
例えば、売掛金が1,000,000円ある場合そのうち5%が回収できなくなる可能性があると予測します。そのため、50,000円を貸倒引当金として計上します。これにより実際に貸倒れが発生しても、損失がすぐに企業の経営に影響を与えないようにすることができます。
貸倒引当金の仕訳例
年末に売掛金1,000,000円に対して5%の貸倒引当金を設定する場合の仕訳は以下の通りです。
仕訳
借方:貸倒引当金繰入 50,000円 / 貸方:貸倒引当金 50,000円
🌟3. 償却債権取立益とは?
貸倒れた売掛金が後日何らかの形で回収できた場合に、その回収した金額を「償却債権取立益」として計上します。例えば企業Aの倒産後、破産手続きの結果、倒産時に回収できなかった100,000円のうち30,000円が回収できたとします。
償却債権取立益の仕訳例
30,000円が回収できた場合の仕訳は以下の通りです。
仕訳
借方:現金 30,000円 / 貸方:償却債権取立益 30,000円
この償却債権取立益は貸倒れによる損失を部分的にカバーできる利益として扱われます。
🌟次のステップ
貸倒れや貸倒引当金、償却債権取立益は企業経営において重要なリスク管理の要素です。簿記3級の範囲でしっかりと理解しておくことで企業の財務状態を健全に保つための基礎が身に付きます。
貸倒引当金の運用ルール:貸倒引当金の設定は期末に行うことが一般的です。実務での使い方も把握しておくと良いでしょう。
リスク管理の重要性:貸倒れリスクに備えることで、突然の損失に対しても柔軟に対応できる企業体制を作り上げることができます。
🌟まとめ
貸倒れ、貸倒引当金、償却債権取立益は企業経営におけるリスクマネジメントにおいて不可欠な要素です。簿記3級の試験対策としてだけでなく、実務でも役立つ知識ですのでしっかりと理解しておくことが重要です。この記事で解説したポイントを押さえておけば、貸倒れのリスクにも安心して対応できます。
🌟最後に
簿記の世界では一見複雑に見える仕訳も、実際に仕組みを理解すればシンプルに感じられます。まずは基本をしっかりと押さえ、実務での応用力を身につけることを目指しましょう!
何かご意見やご質問あればコメントにお願いします!
一緒に楽しく学べると幸いです!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
今後共何かみなさまのお役に立てればなと思います。
また次回お会いしましょう!👋