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【50時間で合格!日商簿記3級合格ポイント】第6章〜約束手形と電子記録債権(債務)〜

みなさんこんばんは!
こうたです😊

今回は約束手形と電子記録債権(債務)を簡単にイメージしやすく書いていきます!
それではよろしくお願いします!😊

簿記3級を学んでいると、「約束手形」や「電子記録債権(債務)」が出てきますが、違いがよくわからず戸惑うことも多いですよね。そこで今回は、この2つの仕組みや使い方をしっかり理解するための3つの秘訣をわかりやすく解説します。



🌟1. 約束手形と電子記録債権って何?

  • 約束手形は、紙で発行される「後払いの約束」を表す証書です。例えば、商品を購入した際に、すぐに現金で支払う代わりに、一定期間後に支払うことを約束する手形を発行します。

  • 電子記録債権は、紙の手形とは違い、デジタルで管理される債権・債務です。取引内容がオンラインで記録されるため、手間が少なく、ペーパーレスでスムーズに処理が進みます。

🌟2. メリットとデメリットを理解する

  • 約束手形のメリットは、すぐに支払わなくても済む点です。デメリットは、手形の管理が必要で、万が一期日に支払いができない場合「不渡り」という信用に大きなダメージを受けるリスクがあります。

  • 電子記録債権は、紙が不要で管理が簡単な上に、素早い処理が可能です。ただし、電子システムの導入が必要で、その初期コストや慣れるまでの手間がデメリットです。


🌟3. 具体的な仕訳で理解を深める

それでは、実際の取引の流れに沿って、約束手形と電子記録債権に関する仕訳を詳しく説明します。

🔹① 約束手形の発行

例: 100,000円の商品を仕入れ、支払いを約束手形で行う場合。

(借方)仕入 100,000円/(貸方)支払手形 100,000円 

解説:

この仕訳では、仕入れた商品代金100,000円を後払いにするため、即座に現金を支払うのではなく、支払手形を発行しました。「仕入」は費用として借方に記入され、手形を発行した時点で「支払手形」という負債が貸方に記入されます。これにより、商品の受領と支払いの約束が記録されます。

🔹② 約束手形の支払い

例: 約束手形の期日が到来し、100,000円を現金で支払う場合。

(借方)支払手形 100,000円/(貸方)現金 100,000円

解説:
この仕訳では、約束手形の期日に現金を使って支払いを行います。「支払手形」の負債が借方に減少し、現金を支払ったことで現金の減少が貸方に記録されます。これで手形に関連する取引は完了します。

🔹③ 電子記録債権の発生

例: 200,000円の商品を販売し、電子記録債権を通じて売掛金を受け取る場合。

(借方)電子記録債権 200,000円/(貸方)売上 200,000円 

解説:
この仕訳では、商品を販売した対価として電子記録債権が発生します。紙の手形ではなく、デジタル管理される債権が増えたことを借方に記入し、商品を売って得た売上を貸方に記入します。

🔹④ 電子記録債権の回収

例: 電子記録債権を通じて200,000円が入金された場合。

(借方)現金 200,000円/(貸方)電子記録債権 200,000円 

解説:
この仕訳では、電子記録債権が期日に回収され、現金として手元に入ります。債権が回収されたため「電子記録債権」が減少し、その分「現金」が増加します。

🔹⑤ 電子記録債務の発生

例: 300,000円の商品を仕入れ、電子記録債務で支払うことにした場合。

(借方)仕入 300,000円/(貸方)電子記録債務 300,000円 

解説:
この仕訳では、商品を仕入れて、その代金を即時に支払わず、電子記録債務として処理します。「仕入」の費用が借方に記入され、支払う義務を表す「電子記録債務」が貸方に負債として記録されます。

🔹⑥ 電子記録債務の支払い

例: 電子記録債務の期日が到来し、300,000円を支払った場合。

(借方)電子記録債務 300,000円/(貸方)現金 300,000円

解説:
この仕訳では、電子記録債務が支払われ、債務が消滅します。債務が減少したため、「電子記録債務」が借方に記録され、現金を使って支払ったので「現金」が貸方に記録されます。


🌟まとめ

約束手形と電子記録債権の仕訳は、基本的には「売上」や「仕入」の取引に関連するものですが、それぞれに特徴があります。紙の約束手形は伝統的な方法で、管理が少し手間がかかる反面、信頼性が求められる取引で使用されます。一方、電子記録債権は、デジタル化が進む現代において、効率的でスピーディな取引が可能です。どちらも簿記3級では重要なポイントなので、しっかりと理解しておきましょう。

🌟次のステップ

  1. 実際の取引での約束手形や電子記録債権の発生から支払いまでの流れを学び、仕訳を練習する。

  2. 電子記録債権システムについて、さらに深く調べてみる。

何かご意見やご質問あればコメントにお願いします!
一緒に楽しく学べると幸いです!

最後まで読んでくださりありがとうございます。 
今後共何かみなさまのお役に立てればなと思います。
また次回お会いしましょう!👋

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