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難しい税金もこれで簡単!第13章〜法人税等と消費税〜

みなさんこんばんは!
こうたです😊

今回は法人税等と消費税を簡単にイメージしやすく書いていきます!
それではよろしくお願いします!😊
初めましての方はこちらも読むと理解度がグッとあがりますのでおすすめです!


🌟1.法人税と消費税って?

簿記3級で学ぶ法人税と消費税は、会社においてとても大事な税金です。
法人税と消費税はそれぞれ性質が異なり、会社の経費や利益にどのように影響するかを理解することが大切です。
ここでは、基本的な考え方と仕訳を見ていきましょう!


🌟2.法人税って何?

法人税とは、会社が儲けたお金(利益)にかかる税金のことです。個人が収入に対して所得税を支払うように、会社も利益に対して法人税を支払います。つまり「会社版所得税」のようなものです。

法人税のポイント

  • 会社の利益に対してかかる税金

  • 例えば、会社が1年間で100万円の利益を出したら、その一部を法人税として納めます。

  • 法人税は、会社の経費として記録することができます。

法人税の仕訳

簿記3級では、法人税の支払いを帳簿に記録する仕訳も覚えます。たとえば、会社が法人税を50万円支払った場合の仕訳は以下の通りです。

借方:法人税等 500,000円 /貸方:現金 500,000円

・借方の「法人税等」は、法人税を支払ったことを記録するための科目です。
また「法人税」の「等」は、法人税だけでなく、事業税や住民税など会社の利益に関する税金も含むからです。会社が利益に対して支払ういくつかの税金をまとめて「法人税等」として処理します。

  • 貸方の「現金」は、会社から現金が出ていったことを意味します。


🌟3.消費税って何?

消費税は、物やサービスを買ったときに支払う税金です。日常生活で私たちもコンビニなどで消費税を支払っていますよね。会社も同じように、物を仕入れたり販売したりする際に消費税をやりとりします。

消費税には2種類あり、8%と10%があります。違いは、
8%の消費税:食品や飲料(外食を除く)、新聞など、生活に関わる一部の品目に適用されます。
10%の消費税:通常の税率で、ほとんどの商品やサービスに適用されます(例えば、衣類、家具、家電など)。

消費税のポイント

  • 物を買ったり売ったりするときにかかる税金

  • 会社が販売した場合、お客様から消費税を受け取ります

  • 会社が仕入れた場合、仕入れ先に消費税を支払います

  • 簿記3級では、この「受け取った消費税」と「支払った消費税」を分けて記録することが大事です

消費税の仕訳

たとえば、会社が商品を1,000円で販売し、10%の消費税をお客様から受け取った場合の仕訳は次のようになります。

仕訳:

借方:現金 1,100円 /貸方:売上 1,000円
               仮受消費税 100円

  • 売上には商品の価格が、仮受消費税には受け取った消費税額を記録します。

  • 仮受消費税は、いったん会社で預かって、後でまとめて国に納めるものです。


消費税の支払いと「仮払消費税」

逆に、会社が1,000円の商品を仕入れ、10%の消費税(100円)を支払った場合は、次のように仕訳を行います。

仕訳:

借方:仕入 1,000円   /貸方:現金 1,100円
            仮払消費税 100円

  • 仮払消費税は、仕入れ先に支払った消費税です。

  • 会社は、仮受消費税と仮払消費税を差し引いた金額を税務署に納めます。


🌟4.消費税の清算

1年が終わったら、会社は「受け取った消費税(仮受消費税)」と「支払った消費税(仮払消費税)」を差し引いて、残りを納めます。

もし仮受消費税が仮払消費税よりも多ければ、その差額を国に納税します。仮払消費税の方が多ければ、その差額を返してもらうこともあります。

例:消費税の清算の仕訳

1年間で以下の消費税が発生したとします。

  • 仮受消費税(お客様から受け取った消費税): 300,000円

  • 仮払消費税(仕入れの際に支払った消費税): 200,000円

この場合、差額の100,000円を税務署に納める必要があります。仕訳は次のようになります。
仕訳:

借方:仮受消費税 300,000円/  貸方:仮払消費税 200,000円
                                                             貸方:未払消費税    100,000円


・仮受消費税
の300,000円を借方に記録して取り消します。

・仮払消費税の200,000円を貸方に記録して取り消します。

差額の100,000円を「未払消費税」として貸方に記録します。

この「未払消費税」は、後で税務署に支払うことになります。


🌟5.まとめ:法人税と消費税の基本


法人税は会社が儲けたお金にかかる税金で、経費として記録する

消費税は物やサービスを買ったり売ったりするときにかかる税金

仮受消費税は、お客様から預かる消費税

仮払消費税は、会社が仕入れのときに支払う消費税

・決算で仮受消費税と仮払消費税を精算し、国に納める


法人税と消費税についての理解が深まると、企業のお金の流れや税金の支払い方がもっとわかるようになります。
またフリーランスの方やこれから起業したい!と思う方のお役に立てる知識かなと思います。

最後読んでくださりありがとうございます。何かご意見やご質問あればコメントにお願いします!
一緒に楽しく学べると幸いです!

今後共何かみなさまのお役に立てればなと思います。
また次回お会いしましょう!👋


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