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似合うより好きなものを。髪型は好みを優先しよう。
似合うものってなんだろう。自分ではよくわかりませんよね。そんな時、髪型はどうしたらいいのだろう。
ぼくは、自分の好きな雰囲気を最優先したらいいと思って思っています。どの髪型にしても好みじゃなきゃ気に入らないですからね。
なので、ゲストからは好みをたくさん聞くようにしています。それを叶えるものから似合う髪型をお伝えしています。
今回は、かわいい感じよりかっこいいのがいい。そんな好みからウルフヘアにカットしました。
髪型の特徴を説明しながら、好みを大事にしようとお伝えしていきますね。
えりあしが長く、顔周りの髪が短くなるこの髪型。縦長のシルエットになるため、きりっとした印象を作れます。
以前流行ったのは20年前くらいかな。その時は、毛先を削ぎ細く仕上げるのが主流でした。
今はそれよりも毛先に厚みを残し、軽くし過ぎないのがポイントです。その方が女性らしさも残り、かっこかわいい雰囲気になれます。
切る前は鎖骨くらいのボブ。全体的に丸いシルエットなため可愛らしいです。
ウルフにする時、えりあしは長い方がいいのでこの長さは変えずに、それ以外をしっかり切っていきます。
特に、顔周りはしっかり切り込み、えりあしと差をつけます。
「顔周りが短くなると顔が隠せなくて不安…」
これが一番多いお悩みです。たしかにしっかり隠れていれば気になりませんが、ある程度できていれば小顔効果は充分です。
唇あたりまで長さがあれば問題ないかと思います。ただ初めは不安だと思うので、無理に切り過ぎず少しづつ短くしていくのもアリ。
前に下ろすと、鼻と口以外隠れてしまう長さにすると今っぽいバランスになります。
ちょっとうざったそうですが、すっきりさせない方がオシャレに見えます。よくオシャレは我慢といいますが、髪型にも似たようなことが言えますね。
あとは、グリースや柔らかいジェルなどを使い束感とツヤをしっかり出します。
ワックスを使うなら、油分が多く柔らかいもの。少し濡れた質感が理想的なのでドライな質感になるものは避けた方がいいかな。
ヘアカラーを遊べる人は、ポイントで明るくするのがおすすめです。
ウルフヘアは髪に動きがたくさん出るデザインなので、立体感のある髪色と相性がとてもいい。
前髪やえりあしを明るくしたり、内側だけ好きな色にしてみたり、遊びごころを刺激する髪型かなと思います。
似合う髪型はなんだろう。自分になにが合うかわからない方も多いかと思います。
似合うと好きはちがう。自分がいいと思っていても周りを優先した方がいい。そんな考え方もあるけれど、似合っていても好きでなければ心にフィットしないのかなと。
だから、まずは好みを優先してみてほしいです。
似合ってようがそうでなかろうが、まずは好きな雰囲気を色々やる。その中で似合うものを探したらいいとぼくは思います。
なにせ誰のものでもない自分の髪の毛ですからね。好きなようにやりましょう。
それを似合わせるのが美容師の仕事なのでね。
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