子ども達の自己肯定感に対して、プログラミング教育がアプローチできそうなこと
こんにちは!CodeCampで小学生・中学生向けのプログラミング教室「CodeCampKIDS」を運営している斎藤です。
今回は子ども達の自己肯定感について考えたことを少しまとめてみました。むかしむかし、高校で教育実習をした時感じたこと。そして大学の職員として働いていた時に、高校生の進路について話をしたり相談に乗ったりすることがあったのですが、その時にも感じていたことが、タイトルにある「子ども達の自己肯定感について」です。
そもそも自己肯定感とは?
放課後NPOアフタースクールの平岩さんが書籍を出版されたとのことでお祝いにお伺いした際の資料を一部お借りしています。
ざっくり言うと、「自己肯定感=やればできる!という気持ち」ですね。自分で自分のことを認めてあげないと、何かやるための自信や、実際にアクションを起こす原動力に繋がらないのではと。
ちなみに、放課後NPOアフタースクール様とはCodeCampKIDSでもプログラミング体験会や教材のご提供等ご一緒させていただいたりしています。
日本青少年研究所による自己肯定感に関する調査
一方で、自己肯定感が無配慮に高過ぎるのもどうかと思うのですが、あまり低過ぎても問題だろうと思っていて、NPO法人ETICの実施したソーシャルベンチャースタートアップマーケットの第3期に参加させていただいことがありました。その時の提案書で以下のように、日本青少年研究所による調査を引用をしています。
高校生と直接話す機会が多くありましたが、高校生の2人に1人が「自分は人並みの能力はない」と言い、3人に1人が「孤独を感じる」と言う。5人に3人が「自分はダメな人間だ」と思っていて、5人に4人がなんだか疲れている。そして、5人に3人が「自分が参加しても社会は変わらない」と言う。※ 明確な目的を持つことのサポートが必要であると強く感じました。
※ 『中学生・高校生の生活と意識』財団法人日本青少年研究所 2009年2月
全員ではないけれど、当てはまる部分があったような。というかかなり限られた可能性の中で自分について考えなきゃいけないというか、もっと無限の可能性があるけれど、それを知る術やそこに辿り着くイメージを持てないというか。そんな感覚です。
放課後NPOアフタースクールの平岩さんのご講演
まさにこれが、最近参加させていただいた放課後NPOアフタースクールの平岩さんの出版記念イベントで改めて伺う機会がありました。
何%が良いとか、あまり限定的なコメントはできないのですが、皆さんも何か感じることがあるのではないでしょうか?
教育の目的と自己肯定感
こちらも平岩さんの資料ですが、「子育ての目的=自立」は確かにそうだなぁと共感しました。CodeCampKIDSも基本的には講師はある意味教えない、自立して学んで欲しいし、そのための教材や場を用意している感じです。そして後ろから見守ったり、相談相手になったり、一緒にゲームを楽しんだり、横から勇気付けたり。
自己肯定感に対して、プログラミング教育がアプローチできそうなこと
自己肯定感を持って自立するためには、心理的な安全性や、成功体験、そして失敗してもOKでそれを乗り越えた経験、そして承認されたり、喜んでもらって、感謝されたり、色々な要素が絡み合っているだろうなと。プログラミングの学習もそれらに繋がったりするよなぁと思っています。
プログラミングはトライ&エラーがしやすいし、基本的に正解はないし、みんなオリジナリティのあるすごい作品をどんどん発表したり公開していくからです。みんな違ってみんないい。
自分で作ったゲームをみんなに遊んでもらって楽しんでもらったり、人に役立つものを作って喜んでもらえたら嬉しいですよね。あとは基本的にお父さん・お母さんよりできることになりやすくて保護者の方々がまじで感心して自信になったり。
CodeCampKIDSでプログラミングを学ぶ子ども達にも自己肯定感を少しでもお届けできていると良いなぁ、学校で始まるプログラミング教育も楽しくて自己肯定感を育むものになると良いなぁと思う今日この頃でした!
最後に、、、平岩様の書籍はこちらから!