eps9. 自分の向かう先はどこなのか
自分の向かう先はどこなのか。
最近、この深い内容のことをちょっとだけ触れてみようと思った出来事がありました。
先日知り合いの大工さんのところに遊びに行った時、話した内容です。その大工さんは今18歳で、16歳から大工さんを始め3年目。と言いつつも年齢では計り知れないほどの経験の持ち主で、普通の18歳の大工さんとは異質というか経験値が桁違いの大工さんがいるんです。
その彼が言っていました。
「自分があと何棟家を建てれるのか?と考えた時にいうほど多くは建てれないから、一棟一棟が本当に大事なんです。」と。
その上、25歳までに積んでおきたい経験の話、つけておかなければならない能力の話、先を見据えて逆算して計画を練っていた。
脱帽です。ぶっちゃけ僕はそこまで考えたことはなかった。特に18の時なんて、全く意識していなかった。
彼は16歳の時から大人と同等かそれ以上の視座で話ができ、話ができる環境にいた。だから人一倍知識量があり、考え方が研ぎ澄まされている。
「人生であと何棟家が建てれるのか。」
これはもしかしたら他の物にも当てはまるのかもしれない。
「人生であと何本映画を撮れるのか。」
「人生であと何人の患者を診れるのか。」
「人生であと何台の車に乗れるのか。」
多分人それぞれいろいろあって、時間が有限であることは誰しもが変わりないことだと思う。それをどこまでの解像度で捉え、逆算し、行動するのか。
自分の向かう先はどこなのか。
人生が有限であることを考え、逆算した時に自分の向かう先はどこなんだろう??
ちょっと頭の中にぼんやり思い浮かべてみてください。
どんな自分になっていたいのか。
どんなことをしていたいのか。
そのためにやるべきことはなんなのか。
自分の現状の整理。
なんなら過去を振り返ってみたり。
もしかしたら少し向かう先が見えてくるかもしれません。
僕の場合は、最初の就職先をお金を貯めて3年以内で辞めることを決めていました。他にやりたいことがあったからです。けれど思わぬ方向性の人生を今まさに歩んでいる気がしますし、人とはちょっと違った不思議な人生だなとも感じています。
「こうなっていたい」の過程の間にはイレギュラーのことがいくつもあると思います。けれどそのイレギュラーが何かしらで繋がって生かされることも多々あると思います。実際僕はイレギュラーが繋がったことがありました。(僕の小さな価値観の中での話として)
お金に囚われるのか、囚われないのか
自分の向かう先がなんなのかの中で切っても切れないのは、多分「お金」でしょう。
お金がないと最低限生きていけないし、仕事として捉えた時には一つの指標にもなるでしょう。このnote で僕の価値観でお金について話すのは野暮だし説得力ないなと思うので、やめておきます。
ですが、囚われるのか囚われないのか、は大事かなと。
その上で、自分の向かう先はどこなのかを考えてみてください。
この文章が何かのきっかけになれば幸いです。ほなまた!
PS. 当時16歳だったその大工さんは「ホタテ」を知りませんでした。
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