フレームワークの罠
半年ぶりの更新します。
フォロワーも気付けば1,000人を超えていて、凄い気軽に更新しにくくなったなーと思うけど、今年はもう少し小まめに更新していこうと考えてます。
今回は商品やサービス、機能の企画を考える時に割と陥りやすい「フレームワークの罠」について書きます。
ちなみに、これは僕の感覚であって必ずしも正解とは限らないですし、考え方に賛否両論があるとは思います。
フレームワークの罠とは
これは物凄いあるあるなんですが、例えば目的が今のマーケットがサチって(飽和して)きたので「自分たちが戦っていく新しい市場を見つけて、売上を大きく伸ばす」とかだとすると
マーケットを見て、チャンスを探しにいくので
っていう形で調べていくのが基本ですが、これが不思議なことに多くの場合(体感的に6割以上)は違う形で進めようとしていく。
こんな感じ
この時点で目的が整理することになってしまっている。
やりたいことは
フレームワークを使って分析したいのではない
・どこにチャンスがあるのか
・そこで、どうやって戦えば勝てるのか
を明らかにしたいという目的に対して手段を混在させてしまうと、入口から間違えるので注意が必要だと思ってます。
これだとピンときていない人もいるとは思うんですが、例えば分析系のフレームワークとかだと
・SWOT分析
・3C(5C)分析
・5F分析
・PEST分析
etc...
などありますが、使うところから始めると分析したいことに対して、適切じゃない答えを導き出しちゃうことがあります。
何故なら本当はここに嵌らない要素などがあった場合に、型に嵌めようとするとその要素を除外、もしくは強引な解釈で無理やり正しくない分析結果にねじ込んでしまうとかが起きがちだからです。
なので、目的を達成するために必要な情報を調査したり、整理していって、ある程度まとまったタイミングで型にハメてしまえるものはハメてしまえばいいと思ってます。
これはみんな意識はしているけど、気付けばこの罠にハマってしまうので注意が必要です。
おまけ
例えば、少しだけ嵌りやすいのがSWOT分析とかがあるんですが
S:Strength(強み)
W:Weakness(弱み)
O:Opportunity(機会)
T:Threat(脅威)
これ、大丈夫な人は大丈夫なんですが、ハマる人はハマるのがS・Wから考えていってしまうパターン。
こうなった場合に、起きてしまうのが
自分たちの「今の状況」から物事を全て考えてしまう
というのがあると思います。
今がこうだから、とか前提条件を持ってしまうと実はもっと大きなチャンスがあったかもしれないというのを逃してしまう。
なので、必ずO・Tから分析するとかにしないと意味がない。
例えば市場機会の探し方でいうと
超絶当たり前のことなんですが、これを意外とやれていないことが多かったりします。インパクトの大きさよりも小さい市場のシェアを取りに行く方が比較的簡単なので、そこにいってしまうとか。
あと自分でも出来る限り意識しているのですが
小さな市場のシェアを取りに行く方が簡単なんですが、その先に大きな成長をさせようとした時に最終的にマーケットの大きさに限界がくるので、一番最初は出来る限り大きなところから考えるのが良いです。
大きなところから考えてストーリーとして、そのフェーズの中に入っている(逆算思考)とかはいいんですが、小さなところから考えて大きなところに届かそうとする(積上げ思考)のは、基本的に考え方が異なっていますし、逆算思考の方が大きな成果に繋がりやすいと思っています。
もちろん、改善思考がダメだとは全く言わないのですが、非連続の成長をさせたい、大きな成果を達成させたいなど、例えば売上の桁を変えるモノを創りにいく場合などは逆算で考えていく必要があるかなと。
と最後のおまけは少し話が逸れましたが、フレームワークを使うことが悪いとは言わないのですが、最初から型にハメて考えてしまうと、最終的に良くない結果に繋がりやすいので、目的を達成するためにということを忘れないでやっていけばいいと思ってます。
資料にまとめるときはフレームワークを使うのは凄い整って見やすいのでいいんですけどね。笑
次に書きたいネタもあるので、今日はこの辺で。
最後に最近思うことを一つ。
コロナ禍になって思うことは「情報交換しましょう」って言ってくるけど、多くの場合はただ情報を搾取されてるだけなんだよなっていうこと。笑
別にいいんだけど、そういうことで自分の信頼残高を減らしていくのはもったいないので、人のフリ見て我がフリ直そうということで自戒でした。
コロナに負けずに頑張りましょう。