数字で語ろう(2023.08.25)
大前提として、僕は細かい数字遊びが好きじゃなく、
どっちかというとやりたくない側の人間なので、その上でこれから僕が書くことはどんな仕事であれ、事業に携わる人は最低限息を吸うようにやっていて当たり前のレベルだと思ってください。
なので、普通にやってる人からするとレベル低い話に感じるとは思いますがご了承ください。
計画を作るときに、半期であれ、年間であれ、事業目標を立てる際に達成すべき目標があって、それを分解するところから始まります。
・今のナリでいくとどれくらいの達成度になるのか
・頑張ってストレッチした場合にどれくらいになるのか
・それで達成できていない不足はどれくらいなのか
そうなって不足分が見えてきた時に、何のアクションをするかに移ります。
・追加で考えうるアクションは何なのか
・そのアクションでどれくらいの数字が見込めるのか
・かかる工数やコスト、リードタイムはどれくらいか
この時に大事なことは小さなものを積み重ねることではないです。
小さなものを積み重ねて達成したところで、翌期にはまた同じことで苦しむことになるので出来る限り成長性があって、マーケット規模が大きいところを狙うのが良いです。
※1億円のマーケット規模の50%取るのと、10億円のマーケット規模の5%取るのじゃ難易度が違いすぎるので注意が必要です。
ちなみにこれは事業部の計画に限った話でもないです。
よく話していますが、営業担当の人としても自分に課された売上目標に対して、売上を達成するために
・受注平均単価を◯円と仮定した何件の決定が必要か
・決定率を◯%と仮定した場合に、必要な決定数に対して何件の商談が必要か
・アポの取得率を◯%と仮定した場合に、必要な商談数に対して何件のアプローチが必要か
そうなると、自ずとアクションが決まってきます。
最初は仮定の数字であっても進めていくと、そのブレが出てきて、そうなった時の差分を分析してリバイスいけばいいだけなので。
数字で語れない目標や施策は、それが正しかったのか間違っていたのか、見立てと違ったところはどこなのか、振り返りようがないからです。
投資が必要なものは、それにおける費用対効果が合うかも分からないということになります。
やってみなきゃ分からないは、僕からするとただのギャンブルで、全ての説明責任から逃げた最も愚かな行動だと思っています。
もちろん、見立てがあって、その可能性を探るために調査や検証するは理解できますが、それも全くなくのやってみなきゃ分からないは、思考停止しているだけで目の前の数字から逃げてるだけです。
きちんと自分が何故それをするのか、それによって何が見込めるのか、その結果、どうやっていけるのか、思考から検証までのプロセスはどんな仕事であっても回していきましょう。
頑張りましょう。