はじめに 〜学び変化し続けるために〜
「チャレンジって楽しいし,変化していくことはもっと楽しい!」
だから,学校はもちろん,この感覚を世の中に共有したい。
自分の中に溜め込んだ知識・概念を深め,発信してみたい。
そんなことを考えながら,この note を立ち上げました。
アクティブ・ラーナーのひとりとして
2019年4月から大学院に来て,学生になって改めて気付いたのは,
「やっぱり勉強って楽しいじゃん」
ということ。
もちろん,ここ(大学院)で学んでいるのは,アクティブ・ラーニングの定義だとか,カリキュラム・マネジメントの方法論とか,知識・技能の習得だけではありません。多分これだけなら,勉強はつまらないものだったはずです。
(もちろん,学習理論や認知科学に対する自分にとって新しい知識を得るだけでも,十分面白いのですが)
では,何が楽しかったのかといえば…
・出会った知見に既有知識を照らし合わせて,知見の新規性や差異,利点・欠点を見出したこと
・知見をもとに仮説を立て,フィールドワークでの仮説の真偽を調査・分析したこと
・フィールドワークの結果を考察したこと
・考察をプレゼンテーションして,研究に対する他者の評価を得たこと
・仮説の欠点を補うために必要な新たな知見を探索したり,仮説の適用範囲を拡張するための新たな仮説を立てたこと
・蓄積した知見をもとに,自己の知識が更新されたことに気付いたこと
つまり,この体験がアクティブ・ラーニングそのものであって,それをアクティブ・ラーナー(アクティブ・ラーニングをする人)としての私が,楽しんでいたのだと思うのです。
学び変化し続けるために
この「はじめに」を書いたのは,2020年3月1日。新しい学習指導要領による学校教育の全面実施(小学校)まで,いよいよ残り1ヶ月を切りました。
今,学校教育は思いもよらなかった苦境に立たされています。
しかし,「予測が困難な時代」を生き抜くことを視野に学習指導要領が改訂されたことを踏まえれば,今こそ児童生徒・家庭・地域とともに,学校・教師が学び続け,変化していかなければならない状況にあるのだと思います。
そんなことを思いながら1年前に公開されたこの動画を見てみると,これからの学校教育が,家庭や社会との繋がりの中でないと,今まで以上に立ち行かないことを示しているようです。
(学校の先生向けだった学習指導要領を,「子供の未来を支える全ての人と共有するもの」としてキャッチーに示したのは,今回が初めて!)
とは言え…
学び変化し続ける「理想的なアクティブ・ラーナー」であることは,子供や教師はもとより,多くの大人にとっても難しいことです。
(諦めず,こつこつと積み重ねることが大切)
これからも地道に学ぶことを積み重ね,自分自身を「理想的なアクティブ・ラーナー」に変化させ続けるため,その足跡を残すポートフォリオとして,この note を使っていこうかなと思います。