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【教育費】いつから準備すればいい?
子育て世代にとって、教育資金の悩みは尽きないものですよね。
特に、約6割の学生が大学まで進学する時代となった今、大学進学を見据えると、その費用は膨大になります。
教育資金の平均的な積み立て額
ソニー生命保険の調査によると、教育資金の平均的な積み立て額は月16,942円(2024年)でした
上記は「0円」の世帯を含めた平均額は月16,492円ですが、「0円」の回答を除いた平均額は月24,407円でした
単純に貯金していくと考えると最終的に400万円〜500万円を大学入学前までにつくる計算ですね。
今回は、保育園から大学までの学費の目安と、教育資金をどのタイミングで準備していくかを解説します。
この記事では、以下の疑問や不安を解消できます!
教育費は一体いくら必要なの?
いつから準備を始めればいいの?
保育園から大学までの学費の目安
教育資金を準備するタイミング
高校進学までの行動がなぜ重要なのかが分かります!
具体的な金額を知り、早めの準備を始めることで、将来の選択肢を広げることができます。
高校卒業までの期間を有効活用
子育て世代にとって、教育資金の準備は大きな課題です。特に大学進学を見据えると、その費用は膨大になります。
そのため、教育資金の準備は早ければ早いほど有利であると言えます。
お子様が小さいうちから計画的に積み立てることで、将来的に必要な金額を抑えることができます。
さらに、学資保険や投資信託など、様々な方法を組み合わせることで、より効率的に資金を増やすことも可能です。
「まだ子どもが小さいから大丈夫」と考えるのではなく、少しずつでも準備を始めることが大切です!
もちろん無理ない範囲でよいのですが、早く始めることで、将来の選択肢を広げることができます。
なぜ高校卒業までの期間が大切なのか
教育資金の準備方法として、貯金だけでなく、積立NISAなどの投資信託を活用する方が増えています。お金が掛かると分かっている大学入学の前から計画的に運用すると長期運用ならではの恩恵を受けることが出来るのです。
長期運用には以下のようなメリットがあります。
複利効果を最大限に活かせる
投資期間が長ければ長いほど、複利効果は大きくなります。複利とは、利息がさらに利息を生むことで、雪だるま式に資産が増えていく効果です。
例えば、毎月1万円を積み立て、年利5%で運用した場合、20年後には約400万円になりますが、30年後には約700万円にまで増えます。これは、複利効果によって、当初の元本だけでなく、過去の利息も運用対象となるためです。
リスクを分散できる
長期投資は、短期的な市場の変動リスクを軽減することができます。
市場は常に変動するものですが、長期的に見ると、成長していく傾向があります。そのため、一時的な下落があったとしても、長期的に保有していれば、最終的には上昇する可能性が高いと言えます。
また、積立投資の場合、毎月一定額を積み立てるため、株価が低い時には多くの口数を購入し、株価が高い時には少ない口数を購入することになります。これにより、平均購入単価を抑えることができ、リスクを分散することができます。(ドルコスト平均法と言います)
小さな積立で大きな成果を得られる
毎月の積立額が少なくても、長期的に運用することで、大きな成果を得ることができます。
例えば、毎月5,000円を積み立て、年利5%で運用した場合、30年後には約350万円になります。これは、複利効果と長期投資の恩恵を最大限に活かすことができるからです。
時間は大きなアドバンテージ
教育資金の準備には、長期投資が有効な手段の一つです。複利効果、リスク分散、そして少額からの積立というメリットを活かし、お子様の将来のために、早めの準備を始めることが大切です。
保育園~高校までの学費
教育資金は早めの準備が必要であることは、何とかなく掴めたかと思います。
それでは、一体いくら資金を準備すればよいのかを考えてみましょう。
まずは、保育園から高校までの学費の大まかな金額を知っておきましょう。
公立の場合(年間)
保育園 : 世帯年収による
(年収400万なら約50万円)
幼稚園 : 約17万円
小学校 : 約35万円
中学校 : 約54万円
高 校 : 約51万円
私立の場合(年間)
保育園 :世帯年収による
(年収400万なら約50万円)
幼稚園 :約30万円
小学校 :約160万円
中学校 :約143万円
高 校 :約101万円
累計の学費総額
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大学の学費
大学の学費は、国立・公立・私立、文系・理系によって大きく異なります。
国立大学 :年間約60万円
公立大学 :年間約50万円~70万円
私立大学 :年間約100万円~200万円
医学部になると更にかかることも…
高校卒業までの資金準備が重要!!
大学に進学する学生の内、約8割の学生が大学は私立に進学することになります。私立大学の場合、文系学部でも年間で100万円前後の学費が掛かります。
例えば、私立大学の文系学部に4年間通う場合、学費だけで約400万円~600万円かかります。これに加えて、入学金や教材費、生活費なども必要になります。
したがって、大学進学を見据えた教育資金準備は、子育て世代にとって最優先事項の一つと言えます。
教育資金の作り方については、以前書いた記事で詳しく説明しています。
まとめ
教育資金は、保育園から大学まで段階的に増加し、大学進学時に最も高額になります。
大学進学までの教育資金準備は、子どもの進路選択を左右する重要な要素です。早めに情報収集を行い、計画的に資金準備を進めましょう。