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たまこMJ記事vol.18.跳び去るうさぎ

お母さん大学生として、
お母さん業界新聞の記者として書いていたサイトがリニューアルのため古い記事が数年前消去され、忙しさにかまけて移植作業をしなかったので、新お母さん業界新聞サイトではなく、こちらに復刻しています。

日付のメモが消えていてざっくり、前の卯年の記事だということしかわかりません。2011年ですね。。

わたし38歳だなぁ。しみじみ書いてます。
月に昇ったうさぎのお話はみなさまご存知ですか。仏教のお話。帝釈天さまがでてきますね。


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跳び去るうさぎ


うさぎは駆け足が速い。

でもかめには勝ちを譲った。

でもたぬきには手加減しなかった。

こころいっぱいに火に飛び込んで瀕死の旅人に自分の肉を与え、
月に昇った。

今、どんな気持ちで餅つきしてるのだろう。

月から見た地球は、どんな様子だろう。

月でうさぎが餅つきしているのを、
誰もが信じうたがわなかったころ、
人々とうさぎの心はつながっていたでしょう。

うさぎはかわらないのに、

今おとなたちは、うさぎが餅つきしていることを
感じないで、暮らし、
息苦しくなっている。

こどもたちは、
かわらず月のうさぎを想う。
親しみを込めて。
一緒に遊びたいと思って?

月でうさぎがお餅をついていることを、
おとなはこどもたちに教えてもらわなければならない。

今、ここに生をうけたものとして、
お互いを感じ、思いやることのあたたかさを、
皆で分け合うために。

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