鶏肉は火が通りにくい

大好きな鶏肉ですが、厚みがある分、火が通りにくい。昔はよく、食べてみたら中がまだ赤かったことがありましたが、今はフタをして、5分ほど弱火で火を通すことにしています。肉が硬くならないかって?大丈夫大丈夫。塩こうじという伝統調味料に漬け込んで魔法をかけるとあら不思議、やわらかいまま、旨味も増して美味しく仕上がるのです。是非、試してみてね。

さて。長らく間が空いてしまいましたが、今日はこれまでの投稿の一旦総まとめ、子どもの不登校を振り返ってみた私の感想を述べてみたいと思います。

私は、子どもが不登校になったことで、その渦中にいる親子の苦しみ、大変さについて、身をもって知ることができました。その結果、同じ立場にある多くの不登校に悩む親子を1人でも多く救いたいと強く思い、長年勤めた会社を辞めて、今運営しているフリースクールを立ち上げました。


子どもが不登校にならなければ、決して歩むことのなかった道です。今は不登校の子どもたちと日々楽しく過ごしています。それもこれも、子どもが不登校になったおかげ。子どもからは、本当に多くことを学ばせてもらいました。この子でなければ知らされなかった世界を見せてもらいました。感謝、感謝です。

子どもを実際に育ててみないと、その大変さは1/1000ミリもわかりません。それと同じく、子どもが不登校になった人にしか、わからないことがたくさんあります。


子どもが学校に行かなくなった当時、私はママ友に随分いろんなことを言われました。「早く学校に行かせた方がいい」とか、「勉強、高校進学、どうすんの⁈」という、同情にあふれた、でも絶望的な視線。本当に、とてつもなく孤独でした。ただ1人だけ、同じく子どもが不登校になった経験のある旧友からは、「仕事は辞めたらあかんで」と、随分励ましてもらいました。心底ありがたかったです。同じ立場にある人に励まされて、初めて私はその言葉が心に届きました。その旧友にも感謝、感謝です。

子どもがいざ不登校になると、特にお父さんがその状況を受け入れられない、というケースが多々あります。夫婦の意見が食い違い、更に子どもを追い詰めてしまうことも。しかし私の夫は全てを私に任せてくれ、一切口出しをしませんでした。これも本当にありがたかったです。肝心なところだけ、助けてくれました。感謝です。

不登校の子どもにきょうだいがいると、随分その子は救われるような気がしています。私の子どもは3人きょうだいでしたので、子どもが不登校の渦中でも、一緒にゲームをするなど、他のきょうだい全員で仲良く遊んでくれました。学校に行っていないことについては、「なんで行ってないのん⁈」と疑問に思うこともあったみたいですが、私が正直に説明することで、納得してくれたようです。いつも通り接して一緒に遊んでくれたきょうだいたちにも感謝。

こうして振り返ると、結果的には子どもが不登校になったおかげで、私は多くのことに気づき、助けられ、感謝することができました。子どもの不登校は、ある意味チャンスです。その子は本当に何が好きで、何が得意で、何をしていると楽しいのか。これさえ見つかれば、その子は幸せに生きてゆけると確信しています。どうか、不登校になったことを前向きにとらえて、他の子にはない、その子だけの光輝くものを見つけて、大切に育んであげて欲しいと思います。

では、また、時間を見つけてアップしていきまーす!


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ほしな 和生(あい)
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