コクのある黒糖
栄養たっぷりコクのある黒糖をよく使う我が家です。昨日わらび餅を作りましたが、そこに黒糖を入れると見事にう〇こ色!でも大丈夫、きな粉を後でふりかけます。コクのある黒糖を使ったわらび餅、おいしいよ。
さて。子どもが学校に行かなくなると、だいたいずっとおうちに居ると思います。皆さんは、子どもたちにお手伝いをお願いしていますか?今回はおそるべし「お手伝い力」について、2回に分けてお話しますね。今日はお手伝いにより子どもの自己肯定感がアップすることについてお伝えします。
お手伝い、きっと皆さんも一度は子どもにお願いしたことがあると思います。でも、あまり積極的に子どもにお手伝いをさせているおうちは少ないような気がします。これはなぜか?
子どものお手伝いは、最初どうしても圧倒的にへたくそです。初心者ですから。時間もかかります。その点保護者はもう何年もやってるから、セミプロ。だから、見てるといらいらします。余計に時間と手間がかかり、根気が要ります。その結果、つい文句を言ったり、もうお願いしなくなったり。で、今の状態だと思います。
我が家もご多分に漏れず、最初は超へたくそ。まず、簡単そうな洗濯物たたみをお願いしましたが、見事にぐっちゃぐちゃ。タオルですら、端をそろえてたたむコツもわからないし、全ての洗濯物を同じ場所に積み上げていくので、できあがりは、それはもう見たくない光景でした。
でも、そのぐっちゃぐちゃの洗濯物を見て、私は子どもがやってくれた行為に対して(結果じゃないですよ、一生懸命お手伝いしてくれた行為)、心を込めて「ありがとう」「おかあさん、手伝ってくれてうれしいな」とだけ言いました。子どもは「うん」と鼻高々。後でこっそりたたみ直しましたけどね。
不思議とその後、しばらくすると特に何も教えなくても子どもたち全員上手にたためるようになりました。家族ごとに仕分けることもしてくれるように。やはり経験により、試行錯誤、創意工夫をして上達するのです。すぐに結果は出ません。
不登校中の子どもにも、せっかく家にいるんだからと、いろいろお手伝いをお願いしました。ご飯炊いてもらったり、みそ汁作ってもらったり。私も助かるし、多少味が濃くても薄めたらいいし。100点目指さなくていいんです。子どもも片栗粉入れてみたり、砂糖入れてみたり(!)、実験しながら楽しくやってくれました。
こんなこともありました。お風呂上り、眼鏡拭きが見当たらず、たまたま子どものパジャマが眼鏡拭きと同じ素材だったので、「ちょっと貸して」と拭かせてもらい、「ありがとう、めっちゃ助かったわ」と言うと、「うん」とすごい誇らしげな顔をする子ども(^^♪。まだ一歳ぐらいでした。
一歳でも「自分はお母さんの役に立っている」「お母さんはよろこんでいる」→「ぼくもうれしい」と言う気持ちになるんです。これは人間の本能です。相手の役に立ち、喜んでくれて自分もうれしい。これは、仕事のやりがいにも相通じるものです。
「やってみせ、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」山本五十六
皆さんもそうだと思います。何か頼まれごとを一生懸命やったのに、やれ「要領悪い」だの「ちゃんとできてへん」だの「やり直し」だの言われたら、一気にやる気を失いますよね。逆に、「ありがとう」と感謝され喜んでもらえたら、「やって良かった、またやろう」と思いますよね。
「誰かの役に立ててうれしい」という気持ちが、「役に立っている自分は、いてもいい存在なんだ」という自己肯定感に変わってゆきます。学校に行っていない子は、概ね自己肯定感が低い子が多いです。おうちでは、大いに子どもにお手伝いをしてもらって、助けてもらいましょう。お互い、うれしい、良かった、幸せになります。最初だけちょっと大変ですけどね。
家事には、創意工夫の余地がたくさんあります。子どもがお手伝いをすることで、自己肯定感が高まるとともに、試行錯誤、創意工夫することを覚えます。これ、実は社会に出てからめっちゃ役立つんです。だから、私はあえて最初は手間がかかっても、お手伝いをお願いしてきました。うちの子どもたちも今では、魚丸ごとさばいて、刺身と肝の煮つけと粗のみそ汁まで作ってくれますよ(冒頭の写真(^^♪)
次回は、「なぜ社会に出てからお手伝いが役に立つのか」についてお話します。ちょっと不登校のテーマとそれますが、ついでにお話ししちゃいます。
~今後のアップ予定~ 週一回以上のペースでアップ予定です
「不登校になる子どもの様々なパターン」「不登校になった子どもに伝えたい思い」「保護者に伝えたい思い」「見えてきた日本の教育の問題点と提言」「こんな場合どうしたらいい?不登校の傾向と対策」「皆さんからのご質問に対するQ&A」などなど