味のあるアジ(鯵)
突然ですが、アジ(鯵)って、なぜアジと言う名前がついたのかご存じですか?刺身で食べるとよくわかりますが、身に味があるから。魚の名前って、突き詰めると理由があって面白いです。マトウダイには体の真ん中に本当に的(マト)があったりして。
さて。これからは、私が不登校になった子どもを持つ保護者に伝えたい思いについて、何回かに分けてお話していきたいと思います。
今日は、保護者の方に「なぜ子どもが学校に行けなくなって、私(保護者)は悩んでいるのか」を原因分析してみて欲しいと思います。考えられる原因はたくさんあります。それぞれ違うと思いますが、私の場合は、以下のようになりました。
「なぜ子どもが学校に行けなくなって私は悩んでいるか」の原因分析
→考えられる原因1「学校に行かないと勉強が遅れてしまう」
→◇でも「学校以外でも学べる場所があれば、そこに行けばいいんじゃない?」
→◆私の結論「じゃあ、必要最低限の勉強は個別指導の塾に行かせよう」
考えられる原因2「先生や友達、先輩後輩達との関わりがなくなって、人とのコミュニケーション力がつかなくなる」
→◇でも「学校以外でも人と関われる場所はあるんじゃない?」
→◆私の結論「子どもが今そういう人間関係を求めていないので、家族や支援者とのコミュニケーションがあればいいか」
考えられる原因3「毎日学校に行かないと、規則正しい生活が乱れる」
→◇でも「学校以外に毎日通うところがあればそれでいいんじゃない?」
→◆私の結論「学校の別室に通えばいいか」
結局、「学校に行かなくてもなんとかなるか」と思えたことで私の気持ちはすっと落ち着きました。多分、子どもが中1の3学期頃だったと思います。ただ、結局自分の想いが強すぎて、子どもの気持ちを実はあまり考えていなかった、というのが私の反省点です。今思えば、学校の別室に無理に通わせる必要もなかったかなと。ただその当時は情報もあまりなく、それこそ必死でそこまでは考えられず、何とか塾と学校の別室に通ってもらいました。
その時、一般常識で「こうあらねばならない」と思っていることは、実は案外思い込みであって、こうあらなくても別に良いことに気が付きました。「子どもは高校、大学に進学して会社に就職すべし」という考えが世間では一般的ですが、じゃあ、そうすれば子どもはみんな幸せな人生を歩めるのかというと、必ずしもそうではないですよね。世の中には、高校や大学には進学しなかったけれど、生き生きと仕事をしている人が大勢います。
次回は、子どもには将来どうあって欲しいか、を一緒に考えてみたいと思います。
~今後のアップ予定内容~ 週1回以上のペースでアップ予定です
「不登校になる子どもの様々なパターン」、「不登校になった子どもに伝えたい思い」、「保護者に伝えたい思い」、「見えてきた日本の教育の問題点と提言」、「こんな場合どうしたらいい?不登校の傾向と対策」、「皆さんからのご質問に対するQ&A」、などなど
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