【創作大賞感想】優しくて明るかったミーミーさんは何処へ
ミーミーさんの書かれるエッセイは本当に優しくて温かくて、いつも胸を熱くさせてもらっています。
昨年、『あの選択をしたから』のコンテストで見事グランプリを獲得されたこちらの記事に勇気もらった方もたくさんいるのではないでしょうか。
そして今年の創作大賞のエッセイ部門に応募されたのがコチラのお話。
実に温かい。こんな司書さんいたら毎日図書室に通ってしまうと思います。
さらに、僕の拙いエッセイにこんなに素敵な感想をくださいました!
ミーミーさんと一度でも交流された方ならあの優しくて素敵なお人柄を分かってくださると思います。
5月に行われた文学フリマの時に実際にお会いさせていただきましたが、朗らかで笑顔の素敵なミーミーさんがそこにはいらっしゃいました。
そんな素敵でチャーミングなミーミーさんが創作大賞2024に小説を応募されました。優しいミーミーさんが書かれる物語は僕らの心をどれだけ温かくしてくれるだろうか、ハンカチを用意して読まなきゃとドキドキワクワクしていました。
ミーミーさんの作品がコチラです。
ガチホラーだった……(震)
物語の冒頭から背筋が寒くなるような恐怖を感じます。少しずつ根子町の様子が明らかになっていくと同時に読み手が感じる恐怖も確実に積もっていきます。
真巳子が克夫に見初められた真実とは?行方不明者はどこへ消えたのか?そして根子例祭の謎とは!?
募る恐怖とは裏腹にどんどんと読み進めること間違いないミステリーホラーとなっております。
もう1話目からめちゃくちゃ怖くて、本当にあの優しいミーミーさんが書かれたのか目を疑いました。準備したハンカチでまさか冷や汗を拭うことになるとは思ってもみませんでした。
ただ、物語自体はホラー要素を存分に含んだ極上のミステリーとなっており、怖い怖いと思いながらも先が気になってどんどんとスクロールしていくと思います。
淡々とした文章が逆に恐怖心を煽り、それでいてしっかりとミステリーの部分も納得性のあるカラクリになっていました。
ストーリーテラーが1話1話変わることで物語の全容が明らかになっていく手法も見事でした。きっと最終話を読まれた方は「ああ!そういう
ことだったのか!」と驚きと共に1話目から読み返すと思います。
普段の優しいミーミーさんから想像できないほど完璧なミステリーホラーです。本当に怖いので読まれる方は心して読んでください。でもめちゃくちゃ面白いので読み始めたらきっと止まらないと思います。
そして読み終わった後、あなたはきっと自分の名前を確認するでしょう。
ミーミーさんいやミーミー様。
今年はまさかのミステリーホラーで驚きましたが、でも本当に怖くて面白かったです。
でも僕はやっぱりいつもの優しいミーミー様が好きなので、早く戻ってきてください。CIAOちゅ~るを持ってお待ちしておりますので。
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