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漢字や英単語を覚える前に

「яблоко」は「りんご」という意味です。
覚えてくださいね!!
明日テストしますよ!!

単語1つくらい覚えられますよね?
10回くらい書けば覚えられるから大丈夫です。
10回じゃ覚えられない?人より覚えるのが苦手なら人の2倍・3倍って練習しないとだめでしょ?

その宿題、意味あるの?

冒頭からごめんなさい。

「яблоко」は「ヤーブラカ」と読むそうです。
ロシア語で「りんご」のことを「яблоко」って書くのだそうです。
ググっただけなので、ロシア語はわかりません。

でも私たちは子どもに
新しく知った言葉を「書いて覚えなさい」って教えていませんか?

漢字や英単語を。

うちの子も小学生ですが、
一番理解に苦しむ小学校の宿題は、
「漢字の書き取り」
です。

なぜか一列書く、あれです。

(例)「黒板を見る」を一列書く

「黒板を見る黒板を見る黒」!?

なぜか熟語の途中で終わってる!?
というパターンもあれば、

なぜか一画ごとにコマ送りのように書き順を書く
パターンもあります。

意味ありますか?

知っている漢字も、知らない漢字も
得意な漢字も、苦手な漢字も
同じ回数ずつ書く宿題に子どもたちは時間を費やしています。

そしてなにより
宿題をやらせようとするお母さん・お父さんが疲れてしまいます。

宿題に文句を言ってもしょうがないので、ここからが本題ですが、
漢字や英単語を覚えるには順序があります。

漢字や英単語の覚え方

まず、新しい言葉に出会ったら、
えんぴつを持ってはいけません。
必要ありません。

一番初めにやることは、ずばり!!
「読むこと」です。

1.まず読めることが大切

冒頭の「яблоко」を覚えるのは難しいと感じましたよね。
それは、読み方がわからないからです。
人は脳内で言語を使いながら思考しています。
日本人の多くは日本語を、
ロシア人の多くはロシア語を使って
考えているはずです。
ところが、「音」のわからない言葉は頭にすら浮かばない。
英単語を思い出そうとしても、
肝心の発音がわからなければ思い出せるはずがないんです。
ただ記号として覚えているだけなので。
一番大切なのは、その言葉を声に出して言えるかどうかです。
次に大切なのは、当然、その言葉の意味です。

2.次は意味がわかること

漢字は意味がわかっていなくても書けますが、
正しく使うことはできないはずです。

「こくばん」の「ばん」ってどっちの「ばん?」
(番・板・晩など)

って聞かれたときに、

「意味を考えてごらん」

とヒントを出したりしますよね?

意味がわかっていないと正しい字が浮かんできません。

3.最後が書くこと

読めて、意味が分かって、
ようやく最後に取り組むのが「書くこと」です。

これは漢字も英単語も、もちろん他の言葉でも同じです。

書くことから始めてしまっては、何の意味もありません。

だから、学校の漢字の宿題でただ機械的に字を繰り返し書くことに意味を見つけられずにいます。

ちなみに、私は小学生の娘に
・わかる漢字は何度も書かなくていい。
・その代わり、覚えにくい漢字や苦手な字は納得するまで書くといいよ。
と伝えています。

そしたら、先日、一つの熟語をノート3ページくらいにわたって書いていました。

そこまでせずに覚えてほしい気もしますが・・・。

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