理想的な寝返りをしていますか?【新常識】
寝返りでこんな不安はありませんか?
・寝返りをしない
・片方しかしない
・寝返りの後、反り返って苦しそう
・寝返り返りができない など
実は赤ちゃんには理想的な寝返りがあって、身体の発達から考えると、寝返りはちゃんと育っているかな?と見極めるポイントでもあるんです。
こちらをご覧ください。
Aは反り返りからの寝返りですね。
このまま育っていくと身体の使い方が苦手になるかもしれません。
Bは理想的な寝返りですね。
足を持ち上げて腹筋を使っています。もう少し詳しく言うと、両方が混じったような寝返りもあります。
では、なぜ、理想的な寝返りが必要なんでしょうか?
それは、赤ちゃんは順を追って成長していくからなんです。
言ってみれば、身体の使い方が上手になるためのプロセスで、順を追って体幹を少しずつ鍛えていっているんです。
このプロセスを通っていないと、身体の基礎的な動作が不足する場合があります。
例えば、転びやすいなどケガをしやすく、運動神経が悪いのかなとか勘違いして、自分に自信が持てません。姿勢も悪くなるので身体の血流も悪くなります。身体の悪影響は心にもおよび、本来は運動神経が悪い子なんていないのに、経験不足から運動に苦手意識を持ち、自己肯定感も低くなってしまうかもしれないんです。運動というのは健康の源ですから、身体を使うことに対してポジティブにしてあげたいですね。
赤ちゃんは自分でコントロールできないので、親がしっかりと寝返りを見てあげましょう。
では、理想的な寝返りをするためには、どうすると良いのでしょうか。
それは、寝返りをする前に必要な筋肉である、足を持ち上げるための体の前側の筋肉である腹筋などを育てることです。
もし足を持ち上げる動作が見られない場合は、平らなところであおむけに寝かせ、お尻の下にタオルなどを置いて、お尻を持ち上げると「足を持ち上げる動作」を引き出すことができます。
すると、赤ちゃんは、足を口に入れたり、上から釣り下がったオモチャを手だけでなく、足も使って遊ぶようなったりします。
これで腹筋を鍛えながら、理想的な寝返りにつながっていくんですね。
それでも、理想的な寝返りができない という方もいらっしゃると思います。
反り返りからの寝返りが習慣化してしまい、身体の歪みやこわばりで、夜泣きが酷くなる子もいます。
でも、ご安心ください、いつからでもリカバリーできます。
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