特集 東京五輪 ~プロローグ~
今、東京五輪の実施の是非を巡り、世論が反対の声をあげている。
IOCや日本政府は何が何でも、このオリンピックを「人類がウィルスに打ち勝った証」として実施する気だ。
しかし、この言葉にはかなり強い違和感を感じる。
そもそも、このオリンピックは「東日本大震災からの復興の象徴」としてなされるはずだった。
また、招致の段階で賄賂のやり取りがあり、不正でかつ、先行における東京への支持をより集めやすい方法がとられたことが窺える。
なぜ、ここまで「東京でのオリンピック」に拘るのか。
この記事では、その真相を以下の観点から取り上げる。
・復興五輪の正体
・オリンピックと政治利用
・五輪をやることによるIOCと日本政府のメリット
なお、執筆にあたって、5月12日に広島大学で、文化サークル連合が主催で開かれた、一橋大学名誉教授の鵜飼哲さんの「オリンピックと大学」の講演の一部を取り上げるが、これに関しては事前に承諾を得た。
単に五輪をやるやらないではなく、五輪の問題が具体化され、真にアスリートや皆が平和に楽しめられるものになるにはどうすればいいか、そして今仮にやった場合に生じる大きな危険を提供したいと考えている。
〇記事
・第1章;復興五輪の正体とは?
https://note.com/kosmo_note/n/nd6d973de4f58
・第2章;五輪は平和の祭典なのか、そしてIOCが五輪を中止にできない一因を探る。