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アーカイブ記事 | 夏の思い出2020 ー姫路城、姫路おでん、書写山圓教寺、そして日本玩具博物館へー

はてなブログに掲載した郷土玩具にまつわる過去ブログをnoteでも読んでいただきたいと思い、アーカイブとして掲載いたします。
今回は、2020年に日本玩具博物館を訪れた際の記事です。

こんにちは。
お久しぶりの投稿となりました。
すっかり冬に近づいて来たというのに、今回は、夏の思い出を振り返ろうか、なんて思っております...今さらなんですが。
さて、今年の夏はコロナで遠出もいかがなものかと思い、姫路に行って来ました。楽しかった、とっても勉強になった、姫路の思い出です。
しばしお付き合い下さい〜。

さて、2日間に渡っての古書象々姫路慰安旅行となったわけですが、初日午前中は結局仕事しまして、午後から車でひとっ飛び。
まずは姫路城から。
とにかく暑かった。
天気は曇空でしたが、蒸し蒸しで。
ちなみに、天守閣公開されておりましたので、一番頂上まで上がりましたが、お見せできないほど汗だくで...
「白鷺城」の異名を持つ姫路城は、さすが圧巻の美しさでした。
初めてではなかったのですが、平成の大修理後は初めてで、白さもいい感じに馴染んできた頃ではないかなと思いました。

姫路城をあとにし、向うは夜の街...
姫路と言えば姫路おでん。
全く情報もないまま歩いておりましたら、なんだかとても風情のある、当方好みのお店にでくわし...

おでん、美味しかった!

おでん 十七八(となはち)さん、素晴らしかった...姫路おでんは生姜で頂くらしいのですが、こちらは普通にカラシで。
店内はシンプル、そして清潔!
徹底したおでん一筋、というお店でした。
味も大変美味しゅうございました。

さて、これでは食べ足りないということで...夜食にラーメン食べたい、と。
色々ネット検索で調べまくり、結果行き着いたお店がこちら。

ラーメン、ごちそうさまでした!

新生軒さん。
吃驚しました。
スープが透明!
でも味はしっかり美味しいスープ、感動。
お店もとってもかわいらしい...
そしてなんと、お酒は一切無し。
なので、くだ巻いた酔っぱらいも居てません。笑
素敵なお店でした。
ごちそうさまでした!

さて、食べてばかりの姫路旅行。
2日目は、大本命の場所『日本玩具博物館』へ。
とその前に、本命は午後からということで、朝から書写山登りましょう、と。
またこれ、素晴らしい場所でした...
書写山にある圓教寺。
西国三十三カ所のうち最大規模らしいのですが、大きくて広くて、古いし、歴史ある建造物を目の前に、静かな朝の時間を過ごすことができ、大満足。
映画『ラストサムライ』や大河ドラマなどのロケにも選ばれたようです。
また、御朱印を散華に書いて頂けるというのが、嬉しいです。
とても美しくありがたい散華の御朱印を頂戴し、さて、そろそろ本命の地へ...

圓教寺の御朱印

今回の姫路慰安旅行の最大の目的、『日本玩具博物館』は、姫路からおおよそ車で30分ぐらいですかね。
香寺という場所にございまして。
日本の郷土玩具、人形、戦前の日本のおもちゃ、昭和から現代のおもちゃ、世界の民芸や玩具など、なんと約9万点の収蔵品を誇る博物館。

6棟からなる館内には、ぎっしりと貴重な展示品の数々が綺麗に、そして解説も丁寧に添えられ、これまでに見たことのない貴重な玩具もあり。
知らなかったことや、知ってたつもりでいたことなどがクリアになったり、本当に学び多く、ここまで築き上げられたこの博物館の館長様、学芸員の皆様に感謝いたします。

広島県・三次人形

さて、その圧巻の展示ですが、写真OKということで、お言葉に甘えて撮ってきました。
まずこちらは、広島県の三次人形です。

東北のこけし、圧巻!

東北のこけし。
郷土玩具は地域ごとに分類され、詳しい解説も付いています。

廃絶久しい福島県いわき市・久の浜張子

福島県いわき市の久の浜張子。
古書象々っていうぐらいですので、象の玩具大好きです。

住吉人形をはじめとする大阪の諸玩具

私の大好きな大阪府堺市・堺湊焼の住吉人形たち!
大きな千疋猿もありました。

名古屋土人形

次に私の好きなシリーズで申し訳ございませんが、名古屋土人形の野田末吉。
独特の表情、野田末吉の饅頭喰い。

神戸人形はこれ以外にも相当数のコレクションがあります

こちらは神戸人形。
日本玩具博物館の館長様がこれまで、神戸人形の復元にご尽力されたということで、とにかくものすごいコレクションです。

三重県四日市・大入道

またまた好きな玩具で申し訳ございません。
三重県四日市の大入道。
糸からくりで首が伸び、舌と目が三段階に動く張子人形と、その下にあるのが首振り張子。
いずれも山車に乗っていて、実際のお祭りで練り歩く大入道のミニチュアのようなかたちの張子人形なのです。
昨年、みんぱくで開催されていた特別展『驚異と怪異』でも大入道、展示されておりました。
おばけ好きにはたまらないキャラクターです。

中国民間玩具・吠え犬

世界の民芸の中から。
中国の吠え犬です。
お腹が蛇腹になっており吠えるような作りなのですが、当方の持っているものは経年劣化でもう吠えません...

さて、この夏の玩具博物館見学で、またもや郷土玩具熱が高まってしまったそんな折、郷土玩具のコレクター様より、出張買取のご依頼を頂くことに!
約50年間蒐集されてこられた素晴らしいコレクションの数々をお譲り頂くことになり、ちょうどこの夏勉強した甲斐があったなー、と。。
もしかしたら、買取の虫の知らせをどこかで察知していたのでしょうか。笑
現在整理中で少しずつですが、店頭出しして行けたらと思っております。
ご興味ございましたら、ぜひ古書象々店舗に足をお運び頂けますと幸いです。

それでは、今回も長文・拙文お読み頂き、ありがとうございました。

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